広告制作フリーライターであった荻原浩ですが、初めて書いた長編小説で、第10回小説すばる新人賞を受賞して作家デビューを果たします。ユーモア小説、ミステリーなど幅広いジャンルの小説でファンを楽しませてくれる小説家です。
今回は、その荻原浩の超おすすめ小説ランキングベスト10をご紹介します。
荻原浩 プロフィール
出身地:埼玉県大宮市
生年月日:1956年6月30日
デビュー作:『オロロ畑でつかまえて』
荻原浩の人気おすすめ小説ランキング:第10位~第4位
第10位:「オロロ畑でつかまえて」
出版社:集英社文庫
発売日:2001年1月
デビュー作品である本書は、なかなかのドタバタユーモア小説です。
荻原浩の本を始めて読むと言った人におすすめの一冊です。
【あらすじ】
人口わずか三百人。主な産物はカンピョウ、ヘラチョンペ、オロロ豆。超過疎化にあえぐ日本の秘境・大牛郡牛穴村が、村の起死回生を賭けて立ち上がった!ところが手を組んだ相手は倒産寸前のプロダクション、ユニバーサル広告社。この最弱タッグによる、やぶれかぶれの村おこし大作戦『牛穴村 新発売キャンペーン』が、今始まる―。第十回小説すばる新人賞受賞、ユーモア小説の傑作。
大牛郡牛穴村の方言と人々を描写がユニークで何とも魅力的なところと、主人公の勤めるユニバーサル社の面々が個性的で面白く笑える作品です。
第9位:「誘拐ラプソディー」
出版社:双葉文庫
発売日:2004年10月
荻原浩の最高ユーモア小説です。
だけどラストは胸がジーンとするエンターティメント小説です。
【あらすじ】
伊達秀吉は、金ない家ない女いない、あるのは借金と前科だけのダメ人間。金持ちのガキ・伝助との出会いを「人生一発逆転のチャンス?」とばかりに張り切ったものの、誘拐に成功はなし。警察はおろか、ヤクザやチャイニーズマフィアにまで追われる羽目に。しかも伝助との間に友情まで芽生えてしまう―。はたして、史上最低の誘拐犯・秀吉に明日はあるのか?たっぷり笑えてしみじみ泣ける、最高にキュートな誘拐物語。
誘拐を題材にした犯罪小説ですが、誰も死人が出てこないギャグ満載の作品です。
荻原浩作品は外れが無いと思わせる最高傑作です。
第8位:「僕たちの戦争」
出版社:双葉文庫
発売日:2006年8月
森山未來が主演でテレビドラマ化された作品です。
テーマが戦争の為少々重いイメージを抱きますが、タイムスリップと言うSF的要素でエンターティーメントとしてかなりの面白い作品となっています。
【あらすじ】
“根拠なしポジティブ”の現代のフリーターと、昭和19年の「海の若鷲」にあこがれる軍国青年が時空を超えて入れかわった!それぞれの境遇に順応しつつも、ふたりはなんとか元の時代に戻ろうとするが…。おもしろくてやがて切ない、愛と青春の戦争小説。
特攻隊員が現代にタイプスリップしたら、驚くのか?それとも悲しむのか?読み終わった後に、続編を希望してしまうような感動作品です。
[ad#ad-1]第7位:「あの日にドライブ」
出版社:光文社文庫
発売日:2009年4月20日
荻原浩が初めて直木賞候補となった作品です。
【あらすじ】
牧村伸郎、43歳。元銀行員にして現在、タクシー運転手。あるきっかけで銀行を辞めてしまった伸郎は、仕方なくタクシー運転手になるが、営業成績は上がらず、希望する転職もままならない。そんな折り、偶然、青春を過ごした街を通りかかる。もう一度、人生をやり直すことができたら。伸郎は自分が送るはずだった、もう一つの人生に思いを巡らせ始めるのだが…。
荻原浩の作品はどれも面白く安心して読めるものばかりだと思います。
その中でも、この「あの日にドライブ」は、テンポよく読める作品として楽しめます。
最後にスカッとしたい人におススメです。
第6位:「海の見える理髪店」
出版社:光文社文庫
発売日:2016年3月25日
ユーモア小説が多い荻原浩の作品では、めずらしく大人が泣ける作品です。
最近泣いてないと言う方心に沁みる小説で泣いてみませんか?
【あらすじ】
伝えられなかった言葉。忘れられない後悔。もしも「あの時」に戻ることができたら…。母と娘、夫と妻、父と息子。近くて遠く、永遠のようで儚い家族の日々を描く物語六編。誰の人生にも必ず訪れる、喪失の痛みとその先に灯る小さな光が胸に染みる家族小説集。
6編からなる短編集です。
あまり短編集を好まない私ですが、この「海の見える理髪店」の短編は、1作ずつが長編のような読み応えがあります。
第5位:「神様からひと言」
出版社:光文社文庫
発売日:2005年3月20日
荻原浩の小説を読むときの第一冊目にちょうど良い本です。
ここから荻原浩小説のファンになってしまうほど、面白い小説です。
【あらすじ】
大手広告代理店を辞め、「珠川食品」に再就職した佐倉凉平。入社早々、販売会議でトラブルを起こし、リストラ要員収容所と恐れられる「お客様相談室」へ異動となった。クレーム処理に奔走する凉平。実は、プライベートでも半年前に女に逃げられていた。ハードな日々を生きる彼の奮闘を、神様は見てくれているやいなや…。サラリーマンに元気をくれる傑作長編小説。
主人公とお客様相談室の面々のキャラがかなり面白い!
クレーム対応と言うとてもハードな仕事をユーモアたっぷりに描かれていて、読んだ後に爽快感を感じました。
第4位:「噂」
出版社:新潮文庫
発売日:2006年2月28日
【あらすじ】
「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス。
この噂と言う小説はなんとも背筋が寒くなるような小説です。
人の噂ほど怖いものはないと感じました。
読み進めて行くうちに犯人に迫っていくのですが、以外な人物が真犯人なので、犯人を捜しながら読み進めてください。
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