上橋菜穂子のおすすめ小説本ランキング!人気作品ベスト5!

日本のファンタジー作家といえば、上橋菜穂子さんの名が挙がらないことはありません。
最近では、彼女の作品がアニメ化やドラマ化もされ、広く知られることになりました。

上橋さんの繊細な表現はもちろん、それぞれの登場人物に溢れる独特の個性や異なる魅力が人気の要因の一つだと思います。
そんな上橋菜穂子さんの人気のおすすめ小説を個人的な感想からではありますが、ほんの少しランキング発表してみたいと思います。

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上橋菜穂子 プロフィール

名前:上橋菜穂子(うえはし なほこ)
出身地:東京都
生年月日:1962年7月15日
デビュー作:精霊の木

1989年に「精霊の木」でデビューされてから、児童文学やファンタジーを中心に作品を書かれています。
これまでに国際アンデルセン賞や本屋大賞等多くの賞を受賞。
執筆活動のほかに講演会も積極的に行われています。

上橋菜穂子さんの人気おすすめ小説ランキング:第5位~第1位

第5位.「獣の奏者Ⅰ 闘蛇編」

出版社:講談社
発売日:2006年11月21日
2009年1月 テレビアニメ化

上橋さんの二作目の長編シリーズの第一巻。
テレビアニメ化もされた人気作品です。

【あらすじ】
主人公は少女エリン。
母と二人で村に暮らしていました。
母は闘蛇という巨大な生物のみている医師、獣ノ医術師でした。

あるとき、エリンの母がみていた闘蛇が突然すべて変死をし、母は処刑されてしまうことに。
エリンは母を助けようと試みますが、その願いが届くことはありません。
母はエリンのために禁忌を犯し、エリンを残して死んでしまいます。
その後、ひとりぼっちのエリンは蜂飼いのジョウンと出会い、新たな生活をスタートさせます。

これは本当に面白い作品です。
長編シリーズですので、もちろん全編通して素晴らしいのですが、シリーズの中でもこの闘蛇編がとくに好きです。

少女エリンの心がぐっと迫ってきて、その一直線な全てが切なく、熱く残ってきます。
孤独というものの存在が強烈で、人の世界も社会としての世界も、それが印象深かったです。

ラストはいいところで終わってしまうのですが、それがまた期待感を高めていて、彼女の人生のその先が知りたくなります。
児童書ということで、子供にもとても読みやすい作品だと思います。


第4位.「虚空の旅人」

出版社:偕成社
発売日:2001年7月13日
巌谷小波文芸賞受賞

【あらすじ】
精霊の守り人に登場したチャグムの物語。
14歳になったチャグムはサンガル王国の儀礼の席によばれ、皇太子として出席することになります。

サンガル王国にチャグムが到着し、儀礼が行われる中、「ナユーグル・ライタの目」が出現したと騒がれます。
「ナユーグル・ライタの目」はサンガル王国では、現れた際に、王宮で最上のもてなしをしたあとに、石で重りをつけて岬から落とす魂返しをする決まりになっていました。

そんな時に、海の向こうで勢力を伸ばしているタルシュ帝国が海を越えサンガル王国への侵略の計画を進めていたのでした。

チャグムが新しい世界を知ってから、皇太子として何を感じ、何を思って生きていくのか。
それが何とも言えず美しく思えました。
決して美しい部分ではないのですが、彼の激しさや賢さ、いたらなさ、全てがどこか突き抜けきれないのが好きです。

後は、ラッシャローという海の民族が素敵でしたね。
海に自由を感じるには共通なのだなと思いました。
またその描写がいい。

それから、女はこわい。それを感じる作品です。
女としての刃を抜かないこわさがとてもよく表現されています。

女の能力の使い方が、守り人シリーズの主人公バルサと対照的でとてもいいです。
シリーズならではの良さですね。

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第3位.「精霊の木」

出版社:偕成社
発売日:2004年5月25日

【あらすじ】
環境破壊で人類が地球に住むことができなくなってしまいます。
人類はさまざまな星へと移住をしていき、その一つにナイラ星がありました。
そのナイラ星に住む14歳の少年ヤマナシンと従妹のリシア。
あるときリシアが昔に滅んだ先住民ロシュナールの能力「時の夢見師」に目覚めます。
その能力は人類が守り続けてきた最後の希望につながっていきます。
彼らは、政府が隠してきた人類の移住とロシュナールの滅亡との秘密に迫っていくことになります。

上走先生のデビュー作になります。
守り人シリーズとは異なるSFファンタジーで、先生のファンには根強い人気のある作品です。

まず発想がすごい。
SFファンタジーなんですが、環境問題によって地球に住めなくなるというところから始まるのが入りやすくて好きでした。
そこから、冒険もあり陰謀もありとても楽しめました。

14歳という主人公の年齢設定もいいですね。
大人と子どもの揺れ動きがまたいい味を出しているなと感じました。
視点が変わることがとても多いので、少し読みにくく感じる方もいるかもしれません。

はじめて上橋さんの作品を読みますという方には、すすめにくい作品ではあります。
上橋さんの思いや考えがつまっているなと感じる作品なので、ほかの作品を読んでみてから読むとさらに面白く感じる一冊だと思います。


第2位.「狐笛のかなた」

出版社:新潮文庫
発売日:2006年11月28日
第42回野間児童文芸賞
第51回産経児童出版文化賞推薦

上橋さんの作品の中で、数少ない日本が舞台となっている作品です。

【あらすじ】
12歳の少女小夜は人の声がきこえる「聞き耳」の能力をもっていました。
ある夜に森の中で怪我をして、犬に追われている子狐を助けます。
その子狐はこの世の狐ではありませんでした。

「あわい」という神の世とこの世との間に生きている霊狐だったのです。

その名は野火。
野火と小夜が犬から逃げている時に、ある少年がかくまってくれることになります。
森の奥の屋敷に住む小春丸という少年です。

それから小夜と小春丸は仲良くなり、会うようになりますが長く続きません。
二人が会わなくなり、数年後に小夜は市場で小夜を知る人物に出会い、彼女の能力を知り、争いに巻き込まれていくことになります。

もう全てが好きです。
日本を舞台にした作品は本当に少ないのですが、名前が漢字のものが多いので読みやすくていいですね。
風景の描写が自分の肌で感じられるようで非常に素晴らしいと思います。

珍しく恋をおしている作品になります。
思いがどれだけ人を動かしているのか。
現実がどれだけ何かを私たちから削っているのか。

すごく胸の奥がそわそわします。
小夜と野火の存在がたまらなく愛おしくなる作品です。
心の些細な動きや感情の細かさが伝わってきて、喉が渇きますね。オススメです。


ランキング

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第1位.「精霊の守り人」

出版社:偕成社
発売日:1996年7月11日
路傍の石文学賞受賞
巌谷小波文芸賞受賞
2007年4月テレビアニメ化
2016年3月テレビドラマ化

上橋菜穂子さんの言わずと知れた代表作。
テレビアニメ化、テレビドラマ化もされた名作です。

【あらすじ】
短槍使いの女バルサ。
新ヨゴ王国の第二皇子チャグムが牛車に乗っていたところ、事故でチャグムは川に落ちてしまいます。

そこをみていたバルサがチャグムを助けます。
実はチャグムは異世界「ナユグ」の水の精霊「ニュンガ・ロ・イム」の卵を宿してしまっていたのです。
そのために、「ナユグ」の生物「ラルンガ」に追われることになります。

そして、実の父である帝も言い伝えにより、彼を暗殺しようとします。
バルサはチャグムの母である二ノ妃にチャグムを託されることになります。
彼らの運命が複雑に交わり始めます。

この作品なしに上橋さんのことは語れません。
とにかく素晴らしい。

彼女の作品はどれもそうなのですが、そうなりたくてなったわけではない少年少女が中心になっています。
そのなかでも、チャグムは皇子と異世界の卵の宿り主という二重の巻き込まれ方をしています。

この子がまたすごく魅力的ですね。
神と動物と人間と異生物と、あらゆるものを感じることのできる子供。
彼の心や環境、状況全てが物語の中から喉の奥に訴えてくるものがあります。

もどかしい。でも、それがまたたまらない。
一筋縄ではいかないものばかりが絡まっています。

そして、一番はやはりバルサですね。
彼女自身も複雑な身の上なんですが、そこも彼女の魅力には欠かせません。
これが男性でないところが、この物語を成立させていると思います。
女性はさらに複雑だといいますから。

生きるということ、守るということ、正義はこの世に一つではないのだといやに感じてしまって切ないです。
ぜひ読んでみてもらいたい作品です。

まとめ

では、上橋菜穂子さんの人気のおすすめ小説ベスト5をまとめていきましょう

1位.精霊の守り人
2位.狐笛のかなた
3位.精霊の木
4位.虚空の旅人
5位.獣の奏者Ⅰ闘蛇編

上橋菜穂子さんを初めて読む方は、狐笛のかなたが短編でおすすめです。
シリーズものでも大丈夫!という方はぜひ守り人シリーズを読破されてください。
ぜひ読んでみてくださいね。


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