推理小説のおすすめランキング:第3位
『氷菓』
作家名:米澤穂信
出版社:角川書店
発売日:2001年10月28日
ヤングミステリー&ホラー部門で奨励賞を受賞
第64回 日本推理作家協会賞受賞
『氷菓』のタイトルでアニメ化
2017年、実写映画化作品が公開予定
古典部シリーズ第一弾。
続編として『愚者のエンドロール』『クドリャフカの順番』『遠まわりする雛』『ふたりの距離の概算』『いまさら翼といわれても』があります。
【あらすじ】
折木奉太郎は、神山高校1年生、バラ色の高校生活とは対照的に、灰色そのものだと言われていました。姉・供恵からの手紙での勧めで廃部寸前の古典部に入部します。そこで、「一身上の都合」で入部した好奇心旺盛な千反田えると出会います。ある日、奉太郎は、えるに失踪した伯父・関谷純から聞かされた古典部にまつわる話を思い出させて欲しいと頼まれます。
「ヒントが『氷菓』にある」!!奉太郎は、古典部の文集『氷菓』がその手掛かりであることを突き止め、仲間たちと一緒に、『氷菓』に関する33年前の真実と謎に迫ります。
神山高校古典部の折木奉太郎を中心に謎を解く学園ミステリ―で、高校生の日常生活を舞台にしているので、読みやすく、楽しく読めます。
1960年代の史実にも基づき、社会問題にも触れ、人間の心にも触れている点は、高く評価できます。
2017年に、予定されている実写化映画も、期待できます!
第2位『退出ゲーム』
作家名:初野晴
発売日:2010年7月24日
出版社:角川書店
2016年1月アニメ化
2017年3月佐藤勝利、橋本環奈主演で映画化
ハルチカシリーズ第一弾。
続編に『初恋ソムリエ』『初恋ソムリエ』『空想オルガン』『千年ジュリエット』『惑星カロン』があります。
【あらすじ】
「きみたちがこれから経験する世界は美しい。
しかし同時にさまざまな問題に直面するし、不条理にも満ちてる」
穂村千夏(チカ)と上条春太(ハルタ)は高校で再会した幼馴染。
二人は清水南高校の吹奏楽部で、顧問の草壁先生を取り合う恋のライバル。
でも、草壁先生を普門館に連れていくことが二人の共通の想い。
だから、弱小吹奏楽部をなんとかしようと考えます。
なにごとも一生懸命で行動力のあるチカは、吹奏楽部の部員を集めようと奔走するけれど、何かと面倒ごとに巻き込まれがちです。
六面真っ白なルービックキューブの謎、演劇部に挑んだ退出ゲーム、祖父の記憶の中のエレファントブレスの正体。
どれもこれも難解なものばかり、困り果てたチカの助けになるのが鋭い洞察力をもつハルタで、二人して部員獲得のために難問に挑みます!
だけど、二人の前に立ちふさがるは、不条理な現実で……果たして二人は無事に吹奏楽部で普門館を目指すことができるのか!
吹奏楽部の運命をかけた、笑いあり涙ありの青春ミステリーここに開幕!
読んで爆笑してしまいました。
とにかく、登場人物たちの個性が濃すぎる!
そして、その個性が謎を掻き立ててくれるものだから、ページをめくる手が止まらない!引き込まれちゃう!
ただの青春ミステリーではなくて、青春のほろ苦さや大人の不条理にも向き合う本作は、軽妙な文体にも関わらず丁寧でいて肝心な謎に込められた想いを紡いでいます。
謎が解けた後の爽快感と、感動を味わいたいなら読むほかないですよ!
第1位『ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと奇妙な客人たち~』
作家名:三上 延
出版社:アスキー・メディアワ-クス
発売日:2011年3月25日
2013年テレビドラマ化
2017年2月25日完結編となる第7巻刊
実写映画化とアニメーション映画化が発表
ビブリア古書堂シリーズ第一弾。
古書にまつわる謎を解いていく日常の謎系のビブリオミステリーの決定版!
作中で扱われる古書は実在するもので、それら書籍の売上が伸びたり絶版本が復刊されるなどの影響を与えました。
【あらすじ】
「あたしが死んだらここの本は自由にしていい」
祖母が大切にしていた『漱石全集』。
そこには、ひとりの見知らぬ男性の名前が…
本が読みたくても読めない体質の五浦大輔は、祖母の残した古本を売りに鎌倉にある古本屋「ビブリア古書堂」を訪れます。
そこは、淡い思い出の場所でもありました。
六年前のあの日以来、見かけることのなかった、本をこよなく愛するきれいな女性、篠川栞子。
彼女と再びめぐり会うことになった五浦大輔は、いわくつきの古書を持ち込む来店者と不思議な謎解きをはじめることになります。
これは、古書にかくされた人々の思い出が、ひっそりと語られる物語です。
道に迷った子猫のような女性がお好きな男性には、おすすめのハートフルな物語です。
日曜日の昼下がりに、お気に入りのレトロな喫茶店で、ひと息に読んでみてはいかがでしょうか?
きっと新しい出会いを求めて、街角の古本屋さんへ足をはこびたくなること必見です。
また、女性の方は、物語に登場した古書を手に取ってみられるのも新しい発見が得られるのではないでしょうか。
私個人としましては、太宰治の『晩年』がおすすめ作品です。
ヒロインが、命をかけても手元におきたいと強く願った古書であることは、一度読んでいただくと、共感する部分が見つかるかもしれません。
まとめ
推理小説のおすすめランキングベスト10は次の通りです!
1位. 『ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと奇妙な客人たち~』
2位. 『退出ゲーム』
3位. 『氷菓』
4位. 『十角館の館』
5位. 『聴き屋の芸術学部祭』
6位. 『化学探偵Mr.キュリー』
7位. 『天久鷹央の推理カルテ』
8位. 『疾風のロンド』
9位. 『配達あかずきん』
10位. 『切れない糸』
いかがでしたか?
趣向の変わった推理小説のランキングをご紹介しました。
どの小説もインパクトが強いものが多いです。
またこれらの小説はどれも推理小説に初めて手を触れる方にもおすすめの作品となっております。
特に初めて読む方は、米澤穂信や大崎梢の作品が特におすすめです。
ランキングにランクインした中では『氷菓』が米澤穂信、『配達あかずきん』が大崎梢の小説です。
軽いテンポといつの間にか推理の世界にいる感覚に酔いしれること間違いなしです。
ぜひ読んでみてくださいね。
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