推理小説おすすめ小説本ランキング!人気作品ベスト10!

推理小説といえば横溝正史、江戸川乱歩の往年の推理小説から、有栖川有栖や伊坂幸太郎といった最新の推理小説を思い浮かべる人が多いでしょう。

彼らのような本格推理の作品も魅力的ですが、まだ他に知られていない趣向の変わった推理傑作もたくさんあるんです。
ここではそうした趣向の変わった推理小説おすすめ作品をランキング形式で発表してみたいと思います。

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推理小説のおすすめランキングベスト3から見る

推理小説のおすすめランキング:第10位~第4位

第10位. 『切れない糸』

作家名:坂木司
出版社:東京創元社
発売日:2009年7月17日

『切れない糸』は、坂木司のデビュー作『青空の卵』にはじまる“ひきこもり探偵シリーズ”にも劣らない連作短編集!

【あらすじ】
卒業を控えた大学生4年生の新井和也は、東京育ちながら最新のファッションや流行にはあまり興味がない、ごく平凡な青年。
ある日のこと、クリーニング店を営む父親が倒れ、急きょ家業を継ぐことになってしまった。
周囲では自分と同じ卒業生が新しい門出に沸いている春、和也はクリーニング店の仕事をいそいそと手伝い始める。
慣れない仕事中の集荷作業で「お客さんから預かった衣類」から思わぬ謎が生まれ、その後のストーリーは平凡な日常から脱線してゆく…。

失敗を重ねながらも、同じ商店街に棟を連ねる「喫茶店・ロッキー」で働く沢田直之や、アイロン職人のシゲさんなど周りの人に助けられ、謎を解決するたび成長していく和也であった。
商店街の四季の移ろいと、人情味あふれるキャラクター描写がとても美しい青春ミステリの決定版。

読み始めは日常に見られる物ごとの連続で、あまり印象的なシーンはなかったけれど、少し読み進めるとリズムが出て来てクセになる。
とても読みやすい作品です。
普段に見聞きする物ごとを違った角度で見てみると、「非日常的な物ごとになる…」という斬新な設定が新鮮です。


第9位.『配達あかずきん―成風堂書店事件メモ―』

作家名:大崎梢
出版社:東京創元社
発売日:2009年3月27日
久世番子によって2008年2月に漫画化

成風堂シリーズの第1弾で、書店を舞台とした本格推理小説!続編に『晩夏に捧ぐ』『サイン会はいかが?』『ようこそ授賞式の夕べに 成風堂書店事件メモ』があります。

【あらすじ】
駅に隣接したビルの6階にある成風堂書店に勤める杏子とアルバイトの多絵2人の女性書店員が、書店で起こる奇妙な謎を解決していく物語です。
ある日、成風堂書店が雑誌を届けている美容院ノエルでパーマをかけていた女性客が、配達されたばかりの雑誌『彩苑』を開くと、“ブタはブタ”と書かれた盗撮写真が・・・!憤慨した女性客は、「犯人を見つけろ」と迫ります。
誰が、どうやって仕組んだのか・・・!?なぜ?どうして?なんのために?!
杏子と多絵は、美容院ノエルに本を配達した後、配達中に階段から落ち怪我をした博美(ヒロちゃん)から話を聞き、事件の謎に迫ります!

爽快感がある事件の解決の連続です!テンポよく読み進められて、面白いです!
著者の大崎梢さんの13年間にわたる書店員体験をもとに書かれており、書店の日常業務から事件や謎解きに結び付けていくあたりは書店員ならではの視点で、楽しく読めました。


第8位. 『疾風ロンド』

作家名:東野圭吾
出版社:実業之日本社
発売日:2013年11月15日
2016年11月26日に阿部寛、大島優子ら主演で映画化。

2013年発刊の文庫書き下ろしサスペンス長編。
書き下ろしの文庫本での発売は、『名探偵の呪縛』から17年ぶりとなります!

【あらすじ】
「何のために?世界のため?国民のため?違うよね。
自分たちを守りたいだけなんでしょ」

奪われた危険な生物兵器「Kー55」、しかし奪った男は事故で死亡。
埋めた場所を特定できるのは、発信機のテディベアとそのありかを示す白銀の世界を映した写真のみ。
それを取り戻すためにスキー場を訪れた栗林和幸は、詳細を伏せて息子の秀人やスキー場関係者を巻き込み兵器を捜索するが……。
利権に絡め取られる大人たちと、ひたむきに意志を貫こうとする若者たちのハラハラドキドキの展開に最後の一行まで目を離せません!

こんな展開あり?裏切られたーっ!
東野圭吾の作品を読むのは、『秘密』以来でしたが、ラストに近づくにあたっての疾走感とハラハラ感は断然『疾風ロンド』が上回ります!
そして、栗林親子の絆もその場を盛り上げてくれます。
頼りなさげな和幸と、スノボと恋にあつい秀人のリズミカルな描写が読者を放しません!

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第7位.『天久鷹央の推理カルテ』

作家名:知念実希人
出版社:新潮社
発売日:2014年10月1日
2016年4月21日から、緒原博綺によって漫画化。

天久鷹央の推理カルテシリーズの第一弾。
シリーズ累計発行部数40万部を突破!
2011年、「島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を『誰がための刃』で受賞。
医師経験を活かした著作が多いです。
本作でも医療をテーマにミステリー仕立てになっています!

【あらすじ】
微かにでも“謎”の匂いを嗅ぎつけると陰湿な犯罪がらみのものでも解き明かそうとする――それが救急部統括診断部。
舞台は天医会総合病院。
六百を超える病床を誇る、東京都東久留米市全域の地域医療を担う大きな総合病院です。

救急部統括診断部に配属されたメンバーの部長は天久鷹央。
集中力・記憶能力・計算能力・知能が超人的な医者です。
そして助手の赴任してきたばかりの小鳥遊(たかなし)優。
いつも天久に振り回されていますが、天才的頭脳の持ち主と認め、小鳥遊は天久を慕っています。
どんな複雑怪奇な“謎”にもすべて“診断”を下す救急部統括診断部、ここに開幕!!

推理小説と聞くと、固い雰囲気や、頭の回転力、先読みできる能力が必要なのかなと思っていたけれど、本作は読みやすかったです。
何故なら、天久鷹央の人物像に共感し、自己に照らし合わせることができたり、小鳥遊君のほどよいツッコミがテンポよく入り物語がすすんでいくからです。
病院という設定なだけに、天久が下す風変わりな病名の「診断」に、驚きを感じますが、誰も死なないので読み応えがありました。


第6位.『化学探偵Mr,キュリー』

作家名:喜多喜久
出版社:中央公論新社
発売日:2013年7月23日

大手製薬会社の研究員として勤務しながら、2010年に『ラブ・ケミストリー』で第9回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞!
本作は、製薬会社の経験を活かした化学ミステリーシリーズの第一弾。
現在、5巻まで発刊されています。

【あらすじ】
「沖野先生に折り入ってお願いしたいことがあるのですが」
「モラル向上委員がどうとか言ってたな。・・・一応、聞くだけ聞こうか」
こうして二人のモラル向上委員としての仕事が始まるのでした――。

化学分野では天才的頭脳を持つが人付き合いが苦手で冷めた印象の沖野春彦、通称“Mr,キュリー”。・・・いや、押しが弱い性格でそう呼ばれるだけなのです・・・。
そして四宮大学庶務課勤務の新人職員、七瀬舞衣。
ひょんなことから上司にモラル向上委員に任命されることになった。

化学暗号式、遺伝子検査、闇臨床試験、人工毛・・・様々な化学知識が盛り込まれている本作ですが、はたして二人はどう事件を解決するのか、謎解きに挑む!

化学のことは苦手だし、推理とどう絡んでいくのだろう?とひやひやしながら、初めは読んでいましたが、化学(というか理科)がわからなくても読後感爽快な作品です。
化学の知識よりも、沖野先生に注目しながら読むとすごく面白かったです。

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第5位.『聴き屋の芸術学部祭』

作家名:市井 豊
出版社:東京創元社
発売日:2014年12月12日
2008年短編「聴き屋の芸術学部祭」で第5回ミステリーズ!新人賞に佳作入選!

ザ・フールを舞台に沸き起こる聴き屋シリーズ第一弾。
続編に『人魚と金魚鉢』があります。

【あらすじ】
「いいの?わたし、犯罪者だよ」
「ぼくは聴き屋です。いつでも来てください」
「……うん。わたしの愚痴を聴いてくれるの、柏木だけだもんね」

舞台は、とある芸術大学の文芸サークル第三部<ザ・フール>。
生まれながらの聴き屋体質の持ち主、柏木君にひょんなことから依頼される4つの不可解な事件。

表題作の放火殺人事件をはじめ、脚本家が謎の消息不明事件、器物破損事件、温泉での刺殺事件は、独特の切迫感をもたない殺人事件から、依頼者の愚痴を聴くところからはじまるフラットな事件までをコミカルに描いた作品四編が収録されています。
困っている人!悩んでいる人!聴き屋体質の柏木君に相談してみては?!

多彩な登場人物が描かれているため、いったい誰がどういう役割なのか途中でわからなくなるかと思いましたが、ひとりひとりの個性がはっきりとしていたことから、その心配はありませんでした。
主人公の聴き屋柏木君をはじめとして、事件をもちかける仲間たちの会話は、軽妙なタッチでテンポよく進み、読んでいて爽快感を得られると思います。
気が付くとあれっ?もう終わり?という感じです。
仕事で疲れた金曜日の晩に、もしくは、雑務に追われ何も考えたくない夜に、ちょっとひと息いれたい自分に戻ったときおすすめの作品です。


第4位. 『十角館の殺人』

作家名:綾辻行人
出版社:角川書店
発売日:2007年10月16日

『十角館の殺人』は綾辻行人の推理作家としてのデビュー作で、「新本格ブームを巻き起こした!」とまで言われる傑作の一品!
綾辻行人独自の「館(やかた)シリーズ」の第一作目にあたります。

【あらすじ】
「人は神になれない」
この言葉をはじめ、これから行なう殺人の全容が書かれたメモを瓶に詰め、海に流す独りの男の姿からこの物語は始まります。

1986年3月26日、大分県K大学にあるミステリー研究会の一行は、十角形の奇怪な形をした館が建つ角島(つのじま)を訪れました。
彼らの目的は、ちょうど半年前に凄惨な四重殺人事件が起きた青屋敷跡へ謎を解き行くこと。

「四重殺人」は焼死事件で、十角館を建てた中村青司はこの四重殺人に巻き込まれて焼死していたのです。
ところが、次々と研究員に襲いかかる凶刃。無差別殺人に見られる動機の曖昧に、他の研究員たちは疑心暗鬼に駆られだします。
果たして彼らは謎を解くことができるのでしょうか!

冒頭の「メモ」を海に流すシーンから、その独特の雰囲気に惹きつけられた。
角島を訪れた研究員のメンバー7人が次々と殺され、本土に残ったメンバーには死者からのメッセージが届く・・・島と本土でそれぞれ分かれて、犯人を特定するための「輪郭描写」を開始する。この運びが何ともリアルでスピードもあり、「本格推理ミステリー」の醍醐味を味わいました。
綾辻ファンの人はもとより、背筋が凍るほどの「推理ミステリー」に襲われたい人には衝撃の一作です!

推理小説のおすすめランキングはここからトップ3となります。
どんな小説がランクインしているのか注目です!

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