新田次郎のおすすめ小説本ランキング!人気作品ベスト10を一挙紹介!

新田次郎

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新田次郎の人気小説おすすめランキング第3位~第1位

第3位:「芙蓉の人」

発売日:1975年初版
出版社:文春文庫 2014年6月10日新装版

NHKTVドラマ
2014年版は芙蓉の人は(富士山頂の妻)で放映
野中千代子:松下菜緒 野中到:佐藤隆太

【概要】
日本の高層気象観測の基となった、気象学者野中到と妻千代子と共に富士山頂で最初の越冬観測を試みた。
野中夫妻の苦闘のノンフイクションを新田次郎が物語とした作品。

日本最高峰の富士山は芙蓉峰とも謳われている。

野中夫妻の富士山頂における気象観測の苦闘は、1895年当時でも評判になる。
特に、明治時代なので、千代子夫人の存在は世間に非常にインパクトを与え、1896年には早くも劇化されている。

【あらすじ】
明治28年当時は、1年を通じての気象観測がされていない富士山。
野中到は、厳冬期の富士山の気象観測が出来れば、世界的にも名を高めると考えて厳冬期の富士山の登頂に成功した。

当時でも稀有な厳冬期の高層気象観測を行うのが、気象学者としての野中到の夢だった。
妻の千代子は夫の夢を叶えるために、密かに自分も一緒に厳冬期の富士山に登頂する準備を始めた。
一般人が登山をする事自体が明治時代では稀であり、まして女性が富士山に登頂する事は至難の事であった。

夫一人では食料の管理等出来ないだろうし、妻の千代子は愛する夫の為に両親や周囲の猛反対を押し切って、夫の到と共に厳冬期の富士山登頂に臨み様々な困難を乗り越え登頂する。

千代子夫人の協力なしでは、厳冬期の富士山での気象観測は出来なかった。
野中夫妻が夫婦で臨んだ厳冬期の富士山登頂と気象観測の冒険物語。

【感想】
「厳冬期の極寒、猛吹雪の富士山頂の気象観測を成功させる」と言う難問に立ち向かう野中夫妻の姿は痛々しいまでに感じ、夫婦共闘の人間ドラマ。

明治時代は、男尊女卑の風潮が横行している時代であり、そんな時代に夫の夢を一緒に叶えたいと言う千代子夫人は本当に凄い女性と思います。

明治時代は、いろんな分野で女性の先駆者がでたが、野中千代子氏も偉大な女性の一人ですね。
まさに、「芙蓉の人」です。
この感動の物語が、如何に日本の人々に感銘を与えたかは、NHKでのTVドラマ化の4回からも判る。
芙蓉の人は、新田次郎氏の代表作の一つと評価されている。


2位:「強力伝」

発売日:1965年7月30日
出版社:新潮社
新田次郎のデビュー作 第34回直木賞受賞作品

【概要】
「強力伝・孤島」の2作
2010年に、鉄人28号等の漫画家・横山光輝氏が漫画シリーズを出版している。
強力とは山小屋に食料品等の生活必需品を人力で活でいる事を生業としている人。
立山や白馬では「ボッカ」と呼ぶ。
ヒマラヤ山脈登山を助けている、シエルパみたいな仕事。
実在の人物は小宮山正氏、42歳の若さで亡くなられた。

【あらすじ】
富士山の強力、小宮正作は昭和16年に50貫(187kg)の風景指示板と言われている巨岩を白馬山頂の運び上げる強力の仕事を受ける。

小宮正太郎は、当初は名誉欲と故郷での金時伝説を、再現への挑戦みたいな気持ちで臨んだ。
だが、現実は過去に経験した事がない程の重圧で、死に直面するような苦しさを感じながら強力を続行する。
白馬の強力・鹿野は当初縄張り意識もあり小宮に敵愾心を持っていたが、小宮正作の異常なまでの決意を知り協力していく。
最後の巨岩を白馬山頂に担ぎ上げた時、巨岩を降ろした嬉しさや達成感を感じるより、やっと終わった虚脱感と解放感があるだけだった。

【感想】
強力伝のモデルとなった小宮山正氏は、この苛酷な強力仕事の為か42歳の若さで亡くなられたそうです。
強力伝、は読んでいて臨場感があり、巨岩を運び上げる苛酷さに読むほどに疲れてしまった感がある。

昭和16年頃だと、現在のように登山の装備が充実していない。
登山靴に付けるアイゼンにしても4本爪しかなくて、現在のように6本爪から12本爪を選べる訳もない。
4本爪に掛かる荷重で白馬山を登り雪渓を歩くのは、小宮山正氏は想像を絶する体力と気力の持ち主だったと感歎の言葉しかない。
主人公・小宮正作の執念と強烈な意志を感じさせる作品である。


ランキング [ad#ad-1]

第1位:「武田信玄」

発売日:2005年4月10日
出版社:文芸春秋社 文春文庫 新装版
※1965年から1973年まで歴史読本に連載。
第8回吉川英治賞 受賞作品

戦国最強と言われた武田信玄の元服から没するまでの波乱万丈の生涯を描いた作品。

・TVドラマ
原作の武田信玄は1988年NHKの大河ドラマ(武田信玄)として全50回放送された。
平均視聴率は39.2%の高視聴率であった。

ドラマに出演した俳優は以下。
武田信玄:中井貴一
武田信虎:平幹二郎
信玄の正室:紺野美沙子
諏訪御寮人湖衣姫:南野陽子
板垣信方:菅原文太
山本勘助:西田敏行 他

【あらすじ】
武田信玄(晴信)の父武田信虎は甲斐の国(山梨県)を数々の戦いを勝ち抜きほゞ甲斐の国をまとめた猛将だが、信虎の常軌を逸した非道の数々を領民から聞いた信玄。
その上、嫡男の信玄を廃嫡しようとする信虎に愛想を尽かした信玄は家臣の板垣信方等と図り、姻戚関係にあった今川家の領地に信虎を追放する。

甲斐の領主となった信玄は領地の拡大を図るが、姻戚関係である今川家の領地や盟約を結んでいる北条家の領地に侵攻する事はできないので、小大名や豪族だけの信州侵攻を始める。
先ず、甲斐と接する、諏訪頼重のいる南信を攻略して、幾多の戦いを経て信州をほぼ手中にするが、北信州だけは強敵上杉謙信の南下とぶつかり合い、川中島にて激突する。

合戦する事5回、世に言う、川中島の合戦、決着は付かず。
織田信長に敗れた今川義元亡き後の駿河を侵食する。
上洛を目指す西上作戦、何回か試みた後、2万人の軍勢を率いて本格的上洛に向かう途上、徳川家康を一蹴して更に上洛の歩を進めようとする最中に信玄は病に倒れ不帰の人となる。
信玄は遺言として、信玄亡き後3年間は死を伏せるように、と。

この時、信玄は武田家の没落を予感させるような遺言を残した。

【感想】
戦国最強と言われた武田信玄と軍団、信州制圧から信玄が上洛するまでの時が掛かり過ぎ、病に倒れてしまい天下統一の夢ならず、となってしまったと感じた。
運も実力の内、武田信玄には運が味方しなかった感があります。

武田信玄を読んだ後は、逆に織田信長の巧緻に長けた戦略眼は凄かったと思い知りました。
小説・武田信玄は、新田次郎氏の戦いにおける地形や土地柄の描写が細やかで、馴染みのある土地なので臨場感を持って読むことが出来ました。

新田次郎氏の作品を読んで

新田次郎の人気小説おすすめランキングのおさらいです!

1位:「武田信玄」
2位:「強力伝」
3位:「芙蓉の人」
4位:「アラスカ物語」
5位:「剣岳 点の記」
6位:「孤高の人」
7位:「聖職の碑」
8位:「八甲田山死の彷徨」
9位:「武田勝頼」
10位:「鷲ヶ峰物語」

山岳小説家としての新田次郎は有名ですが、あえて、歴史小説武田信玄をランキング第1位にしました。
武田信玄については、数々の作家が書いていますが、私は新田次郎氏の武田信玄が土地勘もあり一番好きですね。
それは新田次郎氏の地元と言う事もあり、信州での戦いの模様が手に取るように判ります。
例えば、小笠原軍との塩尻峠での攻防を描いた場面では、山の斜面の状況等がその場に居るような感覚になる。

山岳小説は描写が細やかで、風景はもとより、主人公の熱意や決意等いろんな思いが伝わって来て臨場感のある作品になっている。
新田次郎氏本人が登山を好み、いろんな体験してきたから書ける事であり、それが強みでもあります。

単なる山岳小説と言うより、人生の重みを感じさせる物語になっております。
山岳小説家・新田次郎の名前は不動のもと思います。

新田次郎氏の山岳小説は、登山をする人は勿論、登山をしない人でも登山の厳しさを味わえます。


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