帝一の國が菅田将暉主演で映画化!原作本のあらすじ&感想

古屋兎丸のコミック「帝一の國」(ていいちのくに)が菅田将暉主演で映画化されますので、あらすじと感想に迫ってみたいと思います。

舞台は架空の昭和。
中高一貫の私立男子名門海帝高校で生徒会長を努めると、日本一の大学への推薦入学が保証され、政界入りを果たして前途洋々!…なので、入学したら野心たっぷりの生徒たちは、オマエら腹黒い政治家か!?とツッコミたくなるレベルで、血みどろの汚い戦いを繰り広げます。
それが、汚い、ショボい、面白い。

そしてハラハラしては、スカッとして、なのに次の瞬間にはひっくり返されて、次はどうなんの!?とまたドキドキする、「帝一の國」の面白さに迫りましょう!

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新一年生、主人公赤場帝一は生徒会長候補の本命一人だけど?

生徒会長選挙は、この海帝高校の場合、自分がなりたい!と立候補して選挙になるというシステムではありません。
まず、ルーム長に選ばれる必要があります。

評議会(生徒会みたいなもんですね、ほとんど国会です)というのがあって、それは、各クラスのルーム長と副ルーム長、そして各部長や委員で成り立ち、生徒会長はルーム長から三名の候補者を現生徒会長が選び、選挙権は評議会の面々にしかない、という閉鎖的な仕組みです。

一般ピーポーである生徒たちには、生徒会長になる権利も、それを選ぶ権利もなし!ひでー。

帝一はルーム長に選ばれますが、それは彼がトップで入試を通ったからとか品行方正だからとか、そういう理由は表向きで、これ、親の寄付金で決まるという、きったなーい学校の手口です。

帝一の父は過去、一票差でこの高校の会長選で敗れた悔しさから、息子は必ず!という野心を強く持っていて、500万という破格の寄付!
何でそこまで、というのも理由がありまして…。

帝一と同じ新一年生に、帝一に子どもの頃から絡んでた東郷菊馬っつーのがいます。
これも会長本命の一人、情報収集の天才です。

この父が、帝一の父を打ち負かした、当時の会長で、現在の政界においても、帝一の父より上の立場にある、海帝高校での上下関係は出世で大きく引きずる!という因縁があるからして、父は息子に全てを託し、息子も、まあ色々理由はあるんですが、それを引き継いでるわけです。

野心のない好青年チート、大鷹弾に色々持ってかれがちなのが面白い

しかし、別クラスに、全く野心を持たず、高校生活を単純に楽しみたいという生徒がいる、それが非常にチートな好青年な大鷹弾。

裕福な生徒ばかりが海帝中からの内部生として持ちあがりの中、学費も分割でバイトで貧しい母子家庭生活を支えながら、受験でおっそろしく優秀な点を取って入学してきた弾は、それに驕ることなく、すぎるほどの好青年で、帝一や、「伴侶」で副ルーム長の光明にも、フレンドリーでなんの悪意も敵意もなく、親友!と言ってはばからない、いい奴です。

こういうのが、野心メラメラの帝一には、逆に裏があるようにしか見えないし、裏がないと分かったらそれはそれで、いい子ちゃんすぎる!と頭に来る。

おまけに、帝一の恋人、美美子までが、出会った弾に惹かれ始めて、選挙のことで頭いっぱいの帝一より、弾を好きだと言い始めたりします。

でも、弾の行動は、本当に他人を不快にさせない、帝一や美美子の仲を故意に裂こうとするもんではなく、だからこそ、帝一はどう逆転するか?と主人公の本領発揮に期待せざるを得ない流れになるんですね。

自分の本選挙のためにはまず見極めた先輩を会長にする!

一年のときには、誰が会長に相応しいかを見極めて、その先輩の下僕と化し、犬として働いて、先輩が会長になった暁には会長候補者として選ばれる、そういうルートです。

だから、選んだ先輩が会長になんなきゃ失敗ですわ。
帝一と菊馬は、強いカリスマ性を持つ、ハーフの氷室ローランドにつきます。帝一のモチーフは「僕はあなたの犬になる」です。文字通りの犬。もう、忠犬。

邪魔になる先輩を排除せよ、と命令され、菊馬は演劇部の女形に協力を願い出てハニトラを仕掛けるも、半成功半失敗でした。
期限ギリギリで帝一は、光明の発明した噓発見器を現生徒会長に使わせて、その先輩が前年に他者を陥れたことを公にするという作戦に出て成功、生徒会長からも感謝されるという功績を収めます。

氷室も、帝一の忠義ぶりは認め、非常に愛すべき後輩として認めるんですが、ここでも親がらみで、事情が狂ってきます。

この時の親がらみ、ですが、すごいですわー。
日本の経済歴史に残ってもいいんじゃないかと思えるほどです。
日米の自動車輸入問題が絡んでるんですから。
これが、息子である帝一と、氷室ローランドの絆を裂いた(笑)

袋小路の帝一は、選挙戦に関心がなかったのに、氷室への怒りから森園億人先輩についていた大鷹弾の口添えで、森園派に寝がえります、

おとなしい先輩、森園は将棋の「歩の戦い」でじっくり攻める負けず嫌い

運動部に予算を大きく回す、という氷室が選挙前にかなりいい感じで票を取っていて(予定ですけどね、蓋開けなきゃわかんない)、帝一と弾は、じわじわと票を森園派に引き入れていき、追い詰められた氷室は、実弾作戦、つまり現金をばらまくという方法に出ます。

これは、帝一も一瞬考えますが、軍師である父から決してしてはいけないと言われている禁じ手です。

氷室は氷室で、文化部に金ばらまいてりゃ、森園にリークされて、運動部が金よこせと押し寄せて足りなくなり、片腕の副ルーム長、駒を強引に連れてって働いた日雇いの仕事が何かといえば、女装バー!

そして、店外デートに誘われるほど気に入られたのは、嫌々やってる駒のほうという、哀れさ…おっさんに顔なめられてるよ…。

お金の問題をクリアして、選挙当日、打つ手なしの帝一の前で、光明が口ずさむのは、マイムマイムでした。

帝一は、森園を王のように中心に据え、校庭で大勢でマイムマイムを踊ります。
無関係な生徒や、教師までが、楽しんで乱入してくるマイムマイムに、氷室から金を受け取った生徒たちは罪悪感でうつむくしかなく、選挙の流れは変わるんですよ!

白氷室と森園新政権後に変化していく学校

森園が生徒会長になり、あえて氷室を副会長にしたことで、黒氷室は白氷室となり、人のため、森園のために尽くすようになって、帝一たちは二年に、そして新一年生入学。

で…こいつら何!?という奴らが入ってきました。
聖子ちゃんカットの見た目女の子の玲、金髪不良の信士、モデル家族でヴィジュアル系のルルカ(本名なんだっけ…)、宗教家の蒜山、もうこいつら何で入学できたの、普通高校でも絶対無理でしょ、というインパクト強烈な連中が。

二年になった帝一は、誰かを自分の配下につけたいけど、現総理の息子で俳優やってる裕次郎は、弾と親友で、弾を慕ってるし、千手先を読む将棋の天才慎之介は、弾が会長になると言うし、誰も帝一についてくれません。

いろいろあって、信士とか玲とか、何だかんだでつなぎ留めることが出来ましたが、普通にただの宗教家かな、と思った蒜山と、まっとうな奴に見えた裕次郎が、過去に都内を恐慌状態に陥れたことがある曲者だったんでした。

おまけに裕次郎が、美美子に一目惚れするし。
だから、裕次郎、帝一派でも弾派でもなくなり、菊馬について、蒜馬と結託して、とんでもないことを始めた!
学校乗っ取り!帝一の本選挙の頃には、帝一をサポートする光明は拉致されて、洗脳されてます!

ジェットコースター漫画は、最後のページまで何が起きるか分かりません

これは、連載中、次回に何が起きるか分からないから楽しみすぎる!と思ってました。
でも、違う、次のページで何が起きるか分からない漫画です。

そして、全巻揃えた今、あとがき漫画を読み、そうかこの最後のページを読むまで、「帝一の國」という作品はどうなったか分からないんだ!と開眼するんですよ。

映画公開を待ち遠しく思います。
映画にするには濃密すぎて長すぎて、そして面白すぎるジェットコースター作品です。

誰も、悪者では終わらなかった、それを笑顔で受け止められるのが珍しい、作者先生の懐の大きさに感服です。

帝一の國
2017年4月29日 ロードショー

帝一の國 1 (ジャンプコミックス)

古屋 兎丸 集英社 2011-03-04
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