テレビアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」は、2011年に深夜枠で放送されました。
当時は、深夜枠で放送されるアニメはBD・DVDの売り上げを見込むため、ライトノベルで人気のものを多く取り扱っていました。
オリジナルアニメだと売り上げが見込めない、ということで敬遠されていました。
そんな中で、「化物語」を制作したシャフトが手掛けたこのオリジナルアニメは、当時は異例の注目度でした。
放送開始直後は先の読めない展開を楽しんでもらうために、ストーリーに関わる一切の情報が隠されていました。
しかしインターネットで話題になり、アニメ雑誌では大きく取り上げられるようになると、最終回ではMBSで放送した最終回(12話)の平均視聴率は2.3%(ビデオリサーチ調べ、関西地区)、占拠率は22.6%でした。
私は、放送終了後に観ました。
友人が「エヴァに次ぐ衝撃度だ」ということで教えてくれて観ました。
私も、「ビビっ!!」と電撃が走った感覚がありました。
そんな人気を博したまどマギの主要キャラクター(まどか・ほむら・マミ・杏子・さやか)の名言を紹介し、まどマギの魅力について書きたいと思います。
※(ネタバレも含みますので嫌な方はご遠慮ください。)
まどマギの心に響く名言ランキング
第5位「巴マミ」
1話から登場する魔法少女です。
彼女は、まどかの通う中学校の中学3年生の上級生です。
まどかとさやかの魔女からの危機を救います。
魔法少女とはどんなものなのかを、まどかたちに教える世話好きのお姉さん的存在です。
「体が軽い。こんな幸せな気持ちで戦うなんて初めて…。もう何も怖くない!私、一人ぼっちじゃないもの!」
これは第3話でのセリフです。
正直アニメの中で、彼女の過去について全然触れられていません。
この第3話で、彼女は悲劇的な最期を遂げます。
視聴者の多くがこのアニメは、魔法少女がそろって、最後に協力して戦うイメージがあったのではないかと思います。
私はそうでした。
急展開に衝撃を受けました。
でもこの少女がいたことで魔法少女とはどんな存在なのかを、魔法少女の本質の部分を示していたと思います。
このセリフは、彼女が孤独の中で戦ってきたことからの卒業を表す大事なセリフだと私は思っています。
第4位「美樹さやか」
彼女は、まどかの同級生として登場します。
一緒に魔法少女という世界を知っていく人物です。
彼女は幼馴染の恭介という、事故の影響で腕が動かない後遺症を患うヴァイオリン奏者を救うために魔法少女になるのです。
しかし、魔法少女の実体を知り、絶望し哀しい結末を迎える少女です。
「まあきっと、私達がバカなんだよ。そう、幸せバカ。別に珍しくなんかないはずだよ、命と引き換えにしてでも、叶えたい望みって。そういうの抱えている人は、世の中に大勢いるんじゃないのかな…。だから、それが見付からない私達って、その程度の不幸しか知らないって事じゃん。恵まれ過ぎて、バカになっちゃってるんだよ。」
これは、第2話の屋上でのまどかとの会話でのさやかのセリフです。
彼女たちが魔法少女の願いについて語るシーンです。
改めてこのセリフを文字に起こすと、今の日本人たちにも当てはまるようなセリフだと思います。
平和ボケする日本人への訴えと私は捉えました。
(少し考えすぎかもしれませんがそこもまた楽しいです。)
第3位「佐倉杏子」
彼女は、巴マミの死後にまどかの住む町、見滝原を守る魔法少女としてやってきた人物です。
最初は、ほむらやさやかに対して攻撃的な行動をとります。
それには、彼女の過酷な運命からくるものだと次第に明らかになります。
「奇跡ってのはタダじゃないんだ。希望を祈れば、それと同じ分だけの絶望が撒き散らされる。そうやって差し引きをゼロにして、世の中のバランスは成り立ってるんだよ。」
これは、第7話で彼女がさやかに教会跡地で、過去について告白する際に発したセリフです。
私はこのセリフには、彼女の生きてきた過去がにじみ出ていると思います。
多くの哀しいこと、辛いことを経験したからこそ出てくるセリフです。
すごく印象深いシーンでした。
第2位「鹿目まどか」
このアニメの主人公です。
一見華やかに見える魔法少女にあこがれる少女です。
しかし魔法少女たちの苦悩を目の当たりにして、魔法少女になることを躊躇して「傍観者」として魔法少女とかかわっていきます。
ストーリーが進むにつれて、彼女が望む願いが決まり魔法少女になります。
彼女の名言を紹介します。
「神様でも何でもいい。今日まで魔女と戦ってきたみんなを、希望を信じた魔法少女を、私は泣かせたくない。最後まで笑顔でいてほしい。それを邪魔するルールなんて、壊してみせる、変えてみせる。」
これは、第12話の最終話でのセリフです。
私はこのセリフには、彼女の硬い意志が表れたセリフだと感じます。
ワルプルギスの夜と呼ばれる強力な魔女が街を襲う中、まどかはついに魔法少女になるのです。
そして、願いをキュウベエに告げるのです。
初めにこのシーンを観たときにすごく切ない、胸を締め付けられる思いで見ていたことを思い出します。
まどマギの心に響く名言ランキング第1位
[ad#ad-1]「暁美ほむら」
彼女は第1話で、まどかの通う中学校に転校してくる魔法少女です。
まどかに対して、序盤で謎めく助言や会話が多いです。
アニメの中で彼女の内面や過去の秘密が明かされるうちに、私を含む視聴者は印象が二転三転するキャラクターです。
そんな彼女のセリフを紹介します。
「約束するわ。絶対にあなたを救ってみせる。何度繰り返すことになっても、必ずあなたを守ってみせる!」
これは、第10話でのほむらの回想シーンでのまどかとの会話で放ったセリフです。
これまで、ほむらの印象は冷たく、何かを隠している、何かを知っているという印象でした。
10話では彼女が魔法少女になった理由、まどかとの約束が明らかになります。
この回を観た後、私は暁美ほむらがお気に入りキャラクターになりました。
彼女は実は、一途にまどかとの約束を守ろうと孤独な中で魔女と戦い、まどかを魔法少女という道から外そうと過去を何度も何度もやり直していたのです。
彼女の一途さが、少女ゆえに純粋できれいな心の持ち主なんだと思います。
最後に
今回は私がこのアニメでは外せないセリフを紹介しました。
このアニメの魅力は、デザインからは想像できない「重い」アニメの内容だと思います。
しかしその内容は、彼女たちの純粋で幼い感情や人間の誰しもが持つ悪いところや良いところがアニメで表現されていて、すごく深いアニメだと思います。
たくさんの人に観てほしいアニメです。
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