となりの山田くん あらすじ&魅力とは?感想と作品制作の経緯までを一挙公開!

ホーホケキョとなりの山田くん

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高畑勲監督の傑作とも言われる『ホーホケキョ となりの山田くん』。

あなたはご存知でしょうか?
現在では作中登場人物である「のぼる君」の妹「ののちゃん」の方が人気が出てしまったために、『ホーホケキョ となりの山田くん』から『ののちゃん』に改題されています。

本作は1991年から朝日新聞の4コマ漫画で『となりの山田君』として連載された延作で、『おじゃまんが山田くん』(いしいひさいち、1980年)のタイトルと少し被(かぶ)っている感があるなんて言われており、その「4コマ系」の絵グラタッチはそのまま健在の形で描かれています。

ほんわかしたムードで、日常風景を前面に押し出した本作の魅力というか平穏さは、連載当時から今日まで変わることなく、さまざまな年代層に受け入れられています。

今回は本作に込められた魅力と、その魅力から派生する必見の名場面までを、独断の感想を交えて一挙公開してみたいと思います。

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『ホーホケキョ となりの山田くん』詳細

【DVD】『ホーホケキョ となりの山田くん』

監督:高畑勲
販売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
発売日:2015年3月18日

【本】『ホーホケキョとなりの山田くん』

形態:大型本
著者:いしいひさいち
出版社:徳間書店
発売日:1999年9月1日

概要

高畑勲監督によるスタジオジブリの長編アニメ映画。
ジブリの事業提携先であるウォルト・ディズニー・ジャパン(後にジブリ社長となる星野康二が代表者)が製作委員会に正式参加し、『もののけ姫』を上回る出資を行った作品である。

作品内容は原作の4コマエピソードを繋ぎ合わせたオリジナルストーリーである。

高畑監督の意向で、この映画はデジタル彩色でありながら、水彩画のような手描き調の画面となっている。
これを実現するために、実に通常の3倍もの作画(1コマにつき、実線、塗り、マスク処理用の線の合計3枚が必要となる)17万枚が動員され、製作途中の画風模索もあり制作費が膨れ上がったとされる。

音響面においては、映画用デジタル音響システムである、DTSデジタルサウンドを、ジブリ作品としては初めて採用した。

主な登場人物・声優

―山田家の人々―

山田のの子/声優:宇野なおみ
主人公。小学3年生。
たまのの市立第3小学校の3年3組に在籍している。
いつも多くの友人達と遊ぶ活発な一面がある一方で、母親譲りの怠け癖で、「やるべきこと」(勉強や部屋の掃除など)をやるのは大の苦手。

山田まつ子/声優:朝丘雪路
母親。年齢は40歳(アニメ版)。
常にご飯のおかずのネタに困っている(結論は大体カレー)。
グータラ&ズボラ主婦。

山田たかし/声優:益岡徹
父親。年齢は40歳(アニメ版)。平凡なサラリーマン。
妻や娘よりは、さすがにずっと勤勉。
ポンコツ車でのドライブとゴルフ、パチンコが趣味。

山田のぼる/声優:五十畑迅人
となりのやまだ君時代の主人公で、のの子の兄。平凡な中学2年生。
母親と妹のグータラと大食いのせいで、年中迷惑をこうむっている。
反抗期の年頃だが、特に反抗する様子はない。
人気者というわけではないが、友達は多い。女の子の友達もいる。
口調は柔らかで、人の事は「お前」とは妹にですら呼んだりしない。
好きな子がいるのか、自宅に電話がかかってきてデレデレしていた。

―小学校の先生―

藤原瞳先生/声優:山崎和佳奈
のの子の担任で27歳。
授業をするのが嫌いで何かというと自習にしてしまうズボラな性格。
座右の銘は「適当」。

校長先生/声優:田中秀幸
仕事は雨漏り修理、庭木の剪定など、用務員と変わらない。
生徒思いで威張ったところがない。

ツチノコ教頭
道徳の授業を担当。
それだけに真面目で紳士的だが、クマちゃんの縫いぐるみを携帯するなど変わったところがある。
口ひげが特徴。

タブチ先生/声優:高塚正也
体育の先生。2組の担任。体が大きい。
重度の花粉症。
安田先生とは高校の同級生で腐れ縁。

ヤスダ先生/声優:高木渉
図工の先生。1組の担任。
授業はいつも脱線している。
図工の時間は課外授業が多くユニークな教え方をする。

佐藤先生
1組の担任。しっかり者のベテラン教諭。
よく気が回り頼りない他の先生(含む校長)を手助けしている。

近藤ハルコ先生/声優:野田順子
保健の先生。
藤原先生とは高校時代のクラスメートで2人共ソフトボール部に入部していた。

吉田妙玖子(よしだ みくこ)先生
保健の先生。長身。
苗字は違うが富田月子さんの母で不思議な力を持っている。

―のの子のクラスメート―

ななちゃん(倉田)/声優:金田朋子
のの子の友人。
おとなしいが、怒ることもある。

みみちゃん(三宅)/声優:小松由佳
のの子の友人。しっかりものだが言葉遣いは悪い。
タメゴローという名の犬を飼っている。
死神タイガースでレフト。

3バカトリオ
菊池、久保、鈴木の悪ガキグループ。
山本、パクが所属する2組の3バカとは対立関係にある。

キクチくん(菊池久彦)/声優:野田順子
3バカトリオ。キクチ食堂の頼りない一人息子。
他の2人と比べて少し気が弱い。
死神タイガースでキャッチャー。

クボくん(久保元政)/声優:高木渉
3バカトリオ。家は建具店。
仕切り屋だが役に立たない。
幼い2人の弟がいる。死神タイガースでピッチャー。

スズキくん(鈴木喜三郎)/声優:鈴木琢磨
3バカトリオ。500年前から山の上に住んでいる一族の末裔。先祖は山賊。

―中学校の人々―

山下キヨシ、田中
のぼるのクラスメートであり悪友。のぼると共に野球部所属(山下はサッカー部と掛け持ち)。

田辺先生
のぼるのクラスの担任。社会科担当であだ名は熊。
美術部顧問を務める傍ら野球部の顧問も兼任している。

崇禅寺(そうぜんじ)キャプテン
ポジションはキャッチャー。神徳山梵苦楽寺の住職の子。広島弁風の言葉をしゃべる。後輩には優しいが大雑把。

柴島(クニジマ)センパイ
のぼるの野球部の先輩。
ポジションはショート。
本来は2年生であるが、留年したためのぼるのクラスメートとなる(2008年の設定変更以降は、のぼる達と共に2年生として描かれる)。

オカダ
野球部の後輩。
家業はオカダ青果だが父親はフライパンを叩いて応援するところや、親子そろって顔つきなどタブチくん時代の岡田正泰がそのまま登場する。

島田
野球部の後輩。
1年の女子を多数引き連れて途中入部した。
当初マネージャー扱いだったがすぐ正選手になる。

主題歌

「ひとりぼっちはやめた」
作詞・作曲・歌:矢野顕子
プロデュース・編曲:Jeff Bova&矢野顕子

ひとりぼっちはやめた [QUIT BEING ALONE]
矢野 顕子
J-Pop
¥250

「となりのやまだ君」と「ののちゃん」の相違点

「となりのやまだ君」では、のの子の小学校の校長先生だったキャラクター(野村克也がモデル)が、「ののちゃん」では市民病院の院長として登場した。

【1】「となりのやまだ君」では、まつ子の甥っ子で売れない推理小説家だった田淵コースケが、「ののちゃん」では第三小学校の体育の先生の田淵先生として登場する。

【2】「となりのやまだ君」では、小さな工場の社長だったキャラクターが、「ののちゃん」では小学校の校長先生になっている。

【3】たかしの兄(義男、のの子の伯父)は「となりのやまだ君」では近所でアパート経営をしていたが、「ののちゃん」では故郷で農業をしている。その後、同居していた母の死にともない、山田家の近くでパン屋を営む娘(田村ユリ子)夫婦と同居。気軽に行き来する、やまだ君時代に近い設定となった。

【4】のぼるの学年の生徒数が500人(となりのやまだ君)から、200人、180人(ののちゃん)と減っている。

【5】「となりのやまだ君」では、キクチくんに2人の姉(後述)がいる設定だったが、「ののちゃん」では一人っ子になっている。

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予想を下回る売上

およそ20億円の制作費用をかけ、鳴り物入りで封切られたが、配給収入は目標の60億円を大きく下回る8.2億円に留まった。
これは『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ/火垂るの墓』の配収5億円台は上回るものの、『魔女の宅急便』以降の平成期のスタジオジブリ作品では2016年の『レッドタートル ある島の物語』に抜かれるまで最も興行収入が低く、本作と同じ徳間書店・日本テレビ・博報堂が製作に参加して同年3月に封切られた『ガメラ3 邪神覚醒』の興行成績(製作費15億円、配給収入7億円)をも下回った。

引用元:wikipedia

『ホーホケキョ となりの山田くん』簡単なあらすじと背景

―長編アニメ化までの経緯―

原作『となりの山田くん』は4コマ系の形でとくに一貫したテーマのようなものがなく、いえば平凡な日常生活をそのまま生き写しにした、日記調短編の仕上がりになっている。

主人公はじめ各キャラクターにも〝熱を入れて成し遂げる特別な目標〟があるわけでもなく、家族の座談や学校生活、プライベートでの物思いを普通に描写しており、一見すると、現代に流行する熱血アニメやコメディアクションから見れば「退屈な描写・展開を醸したつまらない作品」に映るかも知れない。

けれど別の角度から見てみると、そんな現代の風潮に一切感化されず、何食わぬ顔で揚々と日常の積み重ねを映している稀有なアニメにも見て取れる。

スタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫氏はかねてより本作の大ファンであり、「何とかこの『となりの山田くん』をアニメ化できないか?」と高畑氏をはじめ、周囲のスタッフに呼びかけていた。

けれどそれまでのジブリ系作品からはその内容とテーマがかけ離れており、またジブリスタッフの感性・力量をそのまま作品に投影することが果たしてできるどうか、といったことが容易に懸念され、なかなかアニメ化までのコンセプトは持ち上がらなかった。

高畑氏も本作のアニメ化には当初乗り気ではなく、ジブリ作品としての興行については幾重にもハードルが高いことを意識していた。

しかしアニメ化へのビジョンが経過を伴い、「現代において人があくせく働き続ける主従混紡の世代観」から見て、作中の『山田家の人々の生き方』にはそれなりの解放への企図があるのでは?」と気づかせていき、高畑氏、ジブリスタッフは本作の長編映画化への実現を試みることになる。いわば本作は「実験的な作品」となる。

それでも「4コマ系」を長編映画へ持っていくには相当の無理があった。とくに4コマほどで区切られるそのショートショートをどのように長編へ持っていけばよいかが終始問われた。

そこで高畑氏が提案したのは「ストーリーをなくす」ことであり、「となりの山田くん」に本来描かれる「4コマで区切られる日常の風景」を1つ1つ切り貼りすることでプロット化し、継ぎ当てられたエピソードは〝日常風景を無難に映すものであればそれでよい〟と、読み切りから長編化への一応のめどが立っていった。

けれどその試みが成功する。

そうすることで「どの場面」から観ても内容把握が容易くなり、また「どの場面」で観るのを区切ってもあとくされのない、いつ・どこからでも味わえる〝金太郎あめ的アニメ〟になったのである。

そして内容は一貫して変わらず〝ほんわかムード〟に落ち着いてあり、観る人のたいていが世間の柵や圧迫感を忘れられる「ジブリアニメらしい作り」に落ち着いた。

―簡単なあらすじ―

簡単なあらすじとしては、冒頭に「のの子」からの家族紹介が始まり、山田家の人々が日々どんな暮らしぶりをしているのかを伝え、これも日常で交わされるような交流の細かさを切々かつ簡潔に伝える運びとなっている。

「たかし」と「まつ子」の結婚シーン・秘話の模様が流れ、それから「のぼる」と「のの子」の誕生、果ては家族でテレビゲームにいそしむ姿なんかも紹介される。

このような様子がプロローグであり、その後から「家庭崩壊の危機」や「家事にまつわるエピソード」、道楽を交えた「家族のあり方のマニュアル編」、「親と子の仄々した談笑編」などが収められている。

参考元:dailyshincho.jp

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おすすめする本作の8つの魅力!

やわらかい絵のタッチ

『ホーホケキョ となりの山田くん』は終始、この柔らかい絵のタッチでもってストーリーが進み、そこで交わされる人情交流や世間での細かなエピソード・出来ごとなんかが1本のアニメとして成り立っていきます。

観ているだけでほんわかさせてくれる夢のようなタッチでもあり、本当に普段〝夢を見ているときに出てくるいろんな情景や人間像〟というものがそのままピックアップされているような、そんなつかみどころのない作品に映るでしょうか。

ほんわか、ほっこりムードの中に佇む山田家の人々の成長記録や交流の様子を、どうぞゆったりとした気分で眺めてみて下さい。

とても身近で、臨場感あふれるストーリーと演出

先述してきましたように、本作のストーリーは「ごく身近で起きているいろいろな世情」がいえばテーマになっていて、ごくありふれた日常風景や日常生活を、きわめて一般的な目線をもって生き写しにしています。

ですので〝際立ったアクションや、ストーリーがおもむろに変わる転機・分岐点〟といったものもなく、終始、安定した心持ちでストーリーを見送ることができてしまいます。

この点を嫌ってしまう人もいれば退屈に思える人もおり、またどうしようもないくらい安心感を覚える人もいれば感動する人もいて、おそらく本作のストーリーを分析・判断する際には、個性万色によって移ろい変わっていくでしょう。

もし本作のストーリーに少しでも魅力を感じるあなたであれば、きっとその深い魅力の虜になってしまう可能性が大です。

となりのご近所さんが見え隠れする臨場感

本作のタイトルは『となりの山田くん』であり、まさに「お隣に越してきた隣人の生活」がストーリーに再現されたような、これもまたごくありふれた日常感を思わされます。

とりわけそのストーリーに大きな移り変わりもなく、いえば皆さんが毎日の日常で垣間見ている「目前の風景」をそのまま演出しているように映るでしょうか。

この点なのですが、いえば「皆さんの日常」がそのまま映画(アニメ)になったような、そんな素朴な感動があるのです。

現代で流行しているさまざまなアクション映画や、CGを駆使して作った壮大映画を少し脇へ置き、とても原始的でかつ日常感あふれ、また「自分の生活感」をそのまま絵にしたような静かな躍動は、おそらく現代アニメでは本作の他になかなか見当たらないでしょう。

地味な映画だからこそ、人間の土台がある

人間とはもともと地味なものです。

鳥のように空を飛べなければ、ライオンやトラのように力強くもなく、サソリやヘビのような必殺の道具もなければ、以心伝心できる能力もありません。

ただ文明の利器―道具―を使うことによってあるていどの能力を持つだけです。

現代の利器・道具を全てそぎ落として見てみれば、人間そのものとは何と地味な生き物で、それでいて地に足着いた存在なのでしょう。

その「地味な土台」というものを、本作では全面に掲げて映画化しています。

言えば本作は「人間を映画にし、その人間同士が交流する風景や情景を土台にしている」わけです。

つまり人にとって〝とても地に足の着いた作品〟で、いつ観ても嘘のない〝安定した作品〟になるのです。

この「人にとって変わらない魅力」というものが、その根底から発揮されている作品が本作ではないでしょうか。

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ところどころに見られるユーモア感

登場人物の交流やその人物と世間の交際には、これも日常で見られるような〝ちょっとした座談やユーモア感〟が見られ、そのじわじわくる面白さは映画を観終わった後でも残ります。

とくに山田家内の交流や人間模様、それに日常生活の様子が面白く、その面白さも「いつか自分も生活していて経験したような、既知の面白さ・ユーモア感」につながっていきます。

テキトー感だからこそよい

『ホーホケキョ となりの山田くん』を観た人の何人からは、おそらく本作の出来を「テキトーに仕上げたんじゃないの?」と言われてしまうような、実に繊細なタッチでのみ描かれたシーンがとても多く映ります。

加えてそれまでのジブリ映画から見ても、こんな特筆すべきことのない仕上がりでは「それ以上観たいという気持ちにならない」といった諦めに近い衝動も起こるかも知れません。

けれど本作に設けられた「テーマをあえて設けない、日常交流の物語」にとっては、この〝テキトー感〟こそがしっくりときて、「この作品のタッチはこれでなければならない」と言わせるまでの、ジャストフィットした構成にあることが何度も観直すうち(おそらく)わかります。

それまでのジブリ映画からはかなり地味、では何で観られてるの?

本作は先述しましたように1980年代の漫画を原作にしており、それから現在までずっと受容され続けてきた大作のうちに入る1品です。
つまりロングラン・ロングセラーの作品です。

この点だけで見れば『風の谷のナウシカ』、『千と千尋の神隠し』といったメジャー作品と同等の話題性を持っているのです。

そこで「こんな絵のタッチやストーリー性でなんでウケてるの?」といったごく素朴な疑問があがると思います。

そこです。

本作の魅力は一見しただけではわからない、いえば特殊な深みを持っていて、それはおそらく何度も観直すうちにさらに鮮明に伝わると思います。

4コマの読み切りの形がもたらす気軽感

たとえば『ギャグマンガ日和』(増田こうすけ)にも、この「気分を軽くしてくれる身軽感」が見られます。

この「気分を軽く・明るくしてくれる魅力」のようなものが、実は本作にも土台(ベース)として組み込まれているのです。

4コマ漫画はその4つの場面で起承転結を決め、「転」の部分でオチをつけ、「結」の部分でそのオチからの延長の様子が描かれます。
つまりストーリーもわかりやすいわけです。

加えてたった4つのコマ送りですので、はじめから読者は「大作に向き合う身構え」のようなものを必要としません。

実にとっつきやすく、また途中で観るのをやめても後味悪くなく、続けて自分の「観たいタイミング」でまた観れるという、隠れた巧妙というか魅力が本作には内在しているわけです。

この作品に吸いつかせるような求心力が、本作『ホーホケキョ となりの山田くん』を彩る全ての構成にみなぎっているのでしょう。

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『ホーホケキョ となりの山田くん』感想

私は『ホーホケキョ となりの山田くん』をずいぶん最近まで観ませんでした。

「きっと観てもつまらない」や「それまでのジブリ作品から見れば雲泥の差で、ストーリーにも絵グラにも全く興味が持てない」などといった、おそらく一般的に本作を掻い摘んで見た多くのジブリファンの人たちと同じ様な感想を持ったものです。

ですが思い切って観てみると(実はこの記事を書くために観たのですが)、〝なかなか底力のある不思議な魅力〟に気づかされ、その後続けて2、3回観せられる次第になりました。

いえば食わず嫌いで、本作を観る前から本作の内容と感動の程度とを決め、この「感動を受け取る機会」を自ら封印・放棄していたわけです。

本当にもったいないことでした。

もっと早くに観ていれば、そのときなりの感動のあり方もきっと違っていたことでしょう(ですがこのときに観た、というのはあらかじめ運命で決まっていて、私はこの時期に観たからこそよかったんだと、運命論に従い納得してはいますが)。

その「感動」の正体は「おすすめする魅力」のところでお伝えした通りです。

もし「まだ観ていない」という人や、私と同じく〝食わず嫌い〟で観ていない人がおられたら、ぜひ1度騙されたと思ってご覧になって頂きたいと思います。

おそらくそれまでのジブリ映画にはなかった、新鮮な魅力が得られることでしょう。

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