エヴァンゲリオンのロンギヌスの槍の役割とカシウスの槍との違い

新劇場版エヴァンゲリオンをお話しするうえで重要なキーワードが「ロンギヌスの槍」と「カシウスの槍」です。
正直、エヴァンゲリオンは様々な憶測や考察によっていろいろな解釈がなされます。
そこが魅力である一方で、取っ掛かりにくい。「あまり知らないのに観るのも・・・。」と敬遠されがちです。

今回は、そんな方たちや、エヴァをまた観て確認したくなるような考察の一つを紹介できればと思います。
前述したとおり、多くの解釈や考察がなされています。
また、アニメの内容と少し解釈が違う可能性がありますが、ご了承ください。

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実は、実在する?ロンギヌスの槍とカシウスの槍とは?

「ロンギヌスの槍」は現実世界では、新約聖書に登場する聖槍の一つです。(いくつも存在します)
イエスキリストが十字架に磔にされ処刑され、死んでいるのを確認するために兵士「ロンギヌス」がイエスの脇腹に槍を刺したことから由来します。

つまり、ロンギヌスという名前の兵士が、処刑されたイエスに刺した槍がのちの「ロンギヌスの槍」と呼ばれている聖槍とされているのです。
この槍がエヴァンゲリオンで登場します。

「カシウスの槍」は新約聖書に登場しません。
しかし、カシウスの槍とは、一説には、キリストの刺す前は「カシウスの槍」で、刺した後「ロンギヌスの槍」と呼ばれるようになったのではないかとされています。

あの独裁者が所持していた?ロンギヌスの槍って。

新約聖書に登場した後「運命の槍(Spear of Destiny)」と呼ばれ、多くの人々が関心を寄せるようになるのです。
そしていつしか「この槍を持つものが世界を制する」という話が流れ、多くの歴史上の人物がこの槍に魅了されることとなるのです。

 その一人に、「アドルフ・ヒトラー」がいます。
ファシズムや人種主義の思想を持ち、ナチスドイツを作り上げた人物です。

ユダヤ系の人種や、ナチスドイツの社会体制にそぐわないと認定した民族を迫害し断種しました。
彼は、1938年にナチスがオーストリアを併合した際、ハプスブルク家の財宝を奪い去ったと言われているが、一説によれば、ヒトラーはまず何よりも「ロンギヌスの槍」にこだわり、奪い去ってすぐさまナチス党の党大会が行われるニュルンベルクに持って行ったとされています。

世界を征服する野心を燃やしていたのではないでしょうか。
しかし、その槍は偽物であるという話があります。
それが理由であるとは言えませんがのちにナチスドイツは崩壊し、ヒトラーは自殺を図ります。

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エヴァに登場する「ロンギヌス・カシウスの槍」の役割を考察

エヴァでは、死海で発見される大きな槍の名前が「ロンギヌスの槍」と呼ばれています。
ATフィールドと呼ばれるバリアのようなものを貫き、使徒を一撃で撃破するほどの強力な武器です。

また、渚カヲルが「ロンギヌスの槍とカシウスの槍があれば、世界をやり直すことができる」というセリフがあります。

この、世界をやり直すことができる理由と、大災害「サードインパクト」を回避することができたことについて考察していこうと思います。

ではまず、ロンギヌスの槍とカシウスの槍の役割について書いていきます。
ロンギヌスの槍はATフィールドを破壊できる槍、カシウスの槍は対をなすため、役割はATフィールドをつくり出す槍と言えます。

劇場版第2作目のラストのシーンでシンジが登場する初号機が暴走します。
「サードインパクト」と呼ばれる大災害を巻き起こしてしまいそうになります。

そこに、渚カヲルが搭乗するエヴァンゲリオンMark6が初号機に槍を突き刺すのです。
これで「サードインパクト」が起こらず止まったのです。
この時刺した槍が「カシウスの槍」とされています。

「サードインパクト」は、生物が持つATフィールドを消失させて世界を一つにさせるものです。
アダムと呼ばれる生命の源、神とよばれるものと使徒が接触することで起きるものとされています。
エヴァンゲリオン使徒の正体と目的とは?

これを碇ゲンドウが人為的にシンジやレイ、アスカなどを利用して引き起こそうとするのです。
これが人類補完計画の通過点ではないかとされています。

もう一度書きますが、サードインパクトは“ATフィールドを消失させ世界を一つにする”ものです。
ということは、サードインパクトはATフィールドの働きを消すのだから、“アンチATフィールド”と言えます。

初号機によって起きた暴走は、ロンギヌスの槍となっていたといえるのです。
これを槍で止めたということは、ロンギヌスの槍を止めた槍、つまり「カシウスの槍」と断定できます。

よって、シンジが起こしかけた「サードインパクト」(アンチATフィールド状態でありロンギヌスの槍状態)は、カヲルが刺した「カシウスの槍」によって回避できたのです。
科学の中和反応をイメージするとよいと思います。

カヲルのセリフ「世界をやり直すことができる」というのは、『ロンギヌスの槍で破壊して、カシウスで再構築する』ということを指していると考察できるのです。

最後に

世界の破壊、再構築という流れには「ロンギヌスの槍」と「カシウスの槍」がかかわっていることを紹介いたしました。

とても複雑ですが、以上のことを踏まえてもう一度エヴァを観ると、それぞれのキャラクターのセリフの内容につじつまが合うと私は感じました。
ぜひとももう一度みて、次回作に期待してほしいと思います。

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