私は、最近エヴァについての記事を書くときにウォーキングを1時間ほどします。
休日で晴れた日に海沿いを歩くことが一つの習慣になっています。
海は人類にとって大切なものです。
エヴァで登場するLCLもエヴァのパイロットにとって大切なものなのです。
(冒頭の書き始めとして少々強引な気がしますがご了承ください。)
今回はエヴァのテレビアニメでよく耳にする「LCL」について解説したいと思います。
エヴァに出てくるLCLってなに?
LCLとはエヴァのパイロットの収容される場所であるエントリープラグに満たされている液体です。
この液体はオレンジ色をしています。
テレビアニメ第一話で、シンジが初号機に搭乗する際にLCLでエントリープラグが満たされていきます。
シンジは溺れるんじゃないかと不安になるのです。
このLCLには酸素が含まれており、直接肺に取り込まれることで呼吸ができ苦しくないようです。
呼吸ができるだけではなくパイロットの外部からの衝撃を吸収できる役割もあるようです。
LCLがエヴァの操縦を可能にする!
なぜこんなLCLが満たされなくてはいけないのか。
これは「エヴァとの神経接続のため」といえます。
エヴァを操縦するためにはパイロットとの神経接続が必須です。
エヴァとの接続の指標が「シンクロ率」と呼ばれるエヴァではなじみの言葉です。
このシンクロ率が高くなくてはエヴァを操作できず使徒との戦いができないのです。
LCLがあることでエヴァを操縦できるのです。
さきほどLCLはオレンジ色と書きましたが、神経接続が完了すると透明色となります。
また、電子の配列が変化することで、外の映像が見られるスクリーン状に変化します。
エントリープラグ内はLCLの浄化装置が備わっており、きれいなLCLが供給されています。
ちなみにLCLとは、Link Connected Liquid(同調接続用液体)の略と言われています。
ただ、LCLはリリスの体液が原料であるので、「Lilith」のLという説もあり、公式には不明なようです。
シンジがLCLに溶け込んでしまった理由とは?
第16話で、異空間に隔離されシンジが、初号機の中に閉じ込められる事態に見舞われます。
浄化装置が働かなくなると呼吸ができなくなり、生命が維持できなくなってしまうことが描かれています。
シンジは最終的にLCLの中で肉体が失われ、LCLに溶け込んでしまいます。
なぜ溶けてしまうのか。
それは、LCLは他人との障壁をなくすものであるからです。
人間は「自分と他人」という壁があるから、自分が存在するとエヴァでは考えます。
この壁がATフィールドと呼ばれています。
生命が維持できなくなるということは死です。
死ぬとATフィールドがなくなります。
つまり「自分と他人」の壁がなくなってしまうのです。
だから、シンジはLCLに溶けてしまったのです。
そこで、研究者の赤木リツコによりサルベージ計画が立案されます。
LCLから肉体を形成し、精神を定着させることに成功してシンジを救出できたのです。
まとめ
LCLについて書きましたが、結局私が伝えたいことは、LCLは人が人として存在できない状態をさすのです。
また、人類補完計画でゼーレが考えるすべての人が一つになることとは、ATフィールドが取り除かれLCLの状態になることを言っているのです。
ぜひこのことをふまえて「旧劇」と呼ばれる「劇場版 NEON GENESIS EVANGELION-DEATH (TRUE): Air/まごころを君に」を観ていただきたいと思います。
改めて理解が深まると思います。
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