2018.03.18 2018年1～3月冬

相棒16 20話(最終回) あらすじ＆感想 大杉漣の代役・杉本哲太の評価は？ ※ネタバレ

相棒16

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2018/3/14にテレビ朝日で放送されたドラマ「相棒 Season16」第20話(最終回)。

写真誌「週刊フォトス」の記者・風間楓子（芦名星）がエスカレーターから転落し、額を数針縫う傷を負ってしまう。

その事故現場に居合わせたのは警視庁のお偉方、警察庁長官官房付・甲斐峯秋（石坂浩二）、社美彌子広報課課長（仲間由紀恵）、衣笠藤治副総監（杉本哲太）、サイバーセキュリティ対策本部・青木年男（浅利陽介）、内村刑事部長（片桐竜次）と中園参事官（小野了）の6人だった。

この事故を受けて、楓子は「（上記の）６人のうちの誰かに突き落とされた」と改めて証言し、結局、 甲斐峯秋、社美彌子、衣笠藤治、 青木年男、 内村刑事部長、中園参事官の誰かが犯人であることを示唆し始めた。

この不可解な事故（あるいは傷害事件）を受け、特命係の杉下右京（水谷豊）と冠城亘（反町隆史）は事故・事件の真相究明に乗り出します。

今回から衣笠藤治副総監役が大杉漣さんに代わり杉本哲太さんが抜擢され、その魅力的な演技も非常に大きな見どころの１つです。

今回のテーマはズバリ「ユージュアル・サスペクツ（ありふれた犯罪者）」。

今回も謎が謎を呼ぶ迷宮入りに近い事件となり、右京と亘の活躍も難解事件への挑戦となります。

それでは、相棒 Season16 第20話のあらすじと感想を紹介していきます。
※この記事はネタバレ含みます。

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相棒 Season16 第20話(最終回) 視聴率

タイトル：「容疑者六人～アンユージュアル・サスペクツ」
視聴率：16.6%

相棒 Season16 第20話(最終回)「容疑者六人～アンユージュアル・サスペクツ」あらすじ ※ネタバレ

エスカレーターからの転落事故

「週刊フォトス」の記者・風間楓子は取材のために警視庁内を訪れており、その際に偶然通りがかった６人、甲斐峯秋、社美彌子、衣笠藤治、 青木年男、 内村刑事部長、中園参事官の目の前で、エスカレーターから派手に転落してしまう事故が起きた。

その際に楓子は額に傷を負い、数針縫うほどの治療を要した。

事故発生当初は「ただの事故」として処理されかけたが、その事故の際に楓子が額に負った傷がもとで、暗雲の立ち込める展開が後に待っていた。

楓子は暴力団幹部の娘

楓子はなんと関東でも有名な、関西に拠点を置く暴力団の娘であることがわかり、その両親は当暴力団のトップを牛耳る組長だった。

「暴力団の令嬢の額に傷を負わせた」ということが後々大変な「引き金」を作ることになる。

楓子の母親・匡子（加賀まりこ）はこの事故を受け、「娘が傷物にされた」と憤ったあげく、楓子が所属する週刊誌出版社に依頼し、「今回の事故を傷害事件として掲載してほしい」と強い姿勢で要求する。

事故被害者である楓子は、その母親の要求にはじめ逆らっていたが母親の決意は強く、結局実名入りの報道によって甲斐峯秋、社美彌子、衣笠藤治、 青木年男、 内村刑事部長、中園参事官の6人が事件加害者の容疑者として掲載される運びとなった。

このことを受け、特命係の右京と亘は本格的に「事故か事件か」を見分けるための捜査に乗り出すことになった。

事故現場の詳細

事故が起きた当時の現場を捜査する上で、甲斐峯秋、社美彌子、衣笠藤治、 青木年男、 内村刑事部長、中園参事官のそれぞれの立ち位置と、楓子自身の立ち位置の様子が明らかになった。

この６人の中で甲斐と内村が、比較的、楓子に近い位置にいることが判明。

この点からまず、甲斐と内村が最も容疑者として近い犯人像として浮上した。

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事故を受けての警察の反動

「事故が事件にすり替えられる事態」を受けて内村は、友人を通じ、楓子の母親・匡子と示談で済ませるための交渉を試みた。

しかし、

「それならはっきりと筋を通す必要がある！示談で事を済ませ、解決に導きたいなら実際に楓子を突き落とした犯人を検挙すること」

を条件に出し、結果的に交渉は決裂した。

暴力団員・檜山与一（遠藤雄弥）と青木との接触

檜山は当暴力団の構成員であり、事件を巡ってサイバーセキュリティ課の青木と接触した経過を持っている。

事件の報復かどうかも知れないうちに、青木は楓子と同様に階段から突き落とされる事態に遭遇する。

この青木を突き落としたのが檜山であり、檜山は楓子の母親を通じて警察への復習に熱を上げていた。

この報復を受けて青木は衣笠にガードを依頼するが、きっぱり断られる。

これ以上の関わり合いを衣笠が恐れたためである。

中園も青木と同様に襲撃される！

青木が報復を恐れているさなか、中園も階段から突き落とされる。

中園は「楓子を突き落とした犯人を知っている」と疑われたためである。

中園は中間管理職の位置にあり、上下関係の調停と、何か問題が起きた際の処理係りとして働く位置にあり、今回の事故・事件を受けた後も「事件を丸く収める働き」をしなければならなかった。

この働きに水を差すように暴力団員の若い衆から襲撃され、結局、犯人探しへの尽力を急かされる結果と相成った。

右京の名推理

このまま「事故か事件かを曖昧にしたまま捜査を進めていれば、益々被害者が出てしまう」とした右京は、決意新たに今回の事故を事件と見定め、あらかじめ容疑者としてあげられた６人の１人１人に事情聴取をしようと目論む。

しかし相手は警視庁のエリートたちであり、並大抵の捜査では通用しない。

そこで右京は「事情聴取しやすい順番」をあらかじめ決めておき、なお「重要参考人」となりそうな相手から事情を聞くことにした。

その中で最も重要参考人と想定した中園参事官をセレクトし、彼の証言から「犯人の目星」をつけようとした。

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一気に解決する事件！

この中園に事情聴取したことによって、事件究明は一気に拍車を掛けられた。

中園の証言から「青木」の名前が浮上し、青木が週刊誌『フォトス』にどんなイメージを持っているかも明らかとなった。

青木は兼ねてより衣笠副総監から懇意にされており、その副総監への謝意は人よりも大きかった。

しかしその衣笠副総監のことを週刊誌『フォトス』は「悪事を働き続ける悪徳警官」のように野次る文面がずっと続いていたことを受け、青木はこの週刊誌への憎悪のようなものを募らせていた。

そこで『フォトス』に所属し、その文面を書き綴った楓子に焦点を当て、今回の事件へと発展してしまう。

容疑者・青木の末路！

結局「楓子をエスカレーターから突き落とした犯人が青木」ということで落着し、青木は今回の事件容疑者（ほぼ犯人確定）として逮捕されることとなった。

この解決によって暴力団からの報復も落着し、その後の横暴は避けられた。

しかしさすがに青木は副総監から目を掛けられているだけあって、懲戒免職を避けることができ、代わりに配属部署を替えられるという事になった。

しかもその配属先がなんと、特命係！

今後は右京、亘、青木の３人が特命係の顔となり、さまざまな事件究明を図っていくという、なんとも珍場面を見ているような光景で幕引きした。

19話のあらすじへ

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相棒 Season16 第20話 視聴者の感想

衣笠副総監(大杉漣)の代役・杉本哲太の評価は？

19話の感想へ

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