2018/3/7にテレビ朝日で放送されたドラマ「相棒 Season16」第19話。
ある日、「殺人現場に12時間も犯人らしき男が居座る」という奇妙な事件が起きました。
この稀に見る犯罪経過は過去の犯罪履歴を見ても類がありません。
現場付近で発見された少年(加藤清史郎)は、暖簾に腕押しの対応を決め込み、ずっと何かを隠している様子・・・
事件現場にはかじりかけのリンゴがあり、その少年もリンゴがたくさん入った段ボールを持っています。
謎を追えば追うほど、「迷宮入り」のワードが色濃くなってきます。
今回のテーマは「君の名は」。
・少年に隠された秘密と状況の具体性にはいったい、どんな事件究明へのヒントがあるのか?
・少年に深く関わる暴力団の存在とは?
・なぜ犯人は12時間も事件現場に居合わせたのか?
不可解な謎が飛び交う中、警視庁捜査一課をはじめ、今回も特命係の杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)の名推理と躍動が輝きます。
それでは、相棒 Season16 第19話のあらすじと感想を紹介していきます。
※この記事はネタバレ含みます。
相棒 Season16 第19話 視聴率
タイトル:「少年A」
視聴率:15.7%
相棒 Season16 第19話「少年A」あらすじ(※ネタバレあり)
ラスト2話!今夜9時『相棒season16』第19話「少年A」~加藤清史郎がゲスト出演!殺人の容疑者は、全てが謎の少年A!!殺人現場に12時間いた犯人の謎…不可能犯罪に隠された衝撃の真相とは!?https://t.co/G4TWNuUNor pic.twitter.com/ERuLLnbVNR
— 相棒 (@AibouNow) 2018年3月7日
ホステス殺害事件
ある日、ホステス女性・高田みずき(藤村知可)が何者かによって撲殺される事件が起きた。
これを受けていつも通りに警視庁捜査一課と特命係は事件捜査に急行。
現場に着いてみると、荒らされた形跡は目立つほどひどくはないが、かじりかけのリンゴがポツンと置かれていた。
そしてさらに深く調べてみると、その殺害現場に12時間ほど、誰かがいたことが判明する。
その事件の通報者は隣人の中村という人物で、殺害時刻と思われる時間帯には特に大きな物音などはしなかったと言う。
事件現場付近に現れた謎の少年
捜査が進むにつれて、その現場を囲む野次馬も数を増してきた。
その野次馬に紛れて少し気になる少年がおり、その少年はまるで一点を見つめるように捜査模様を眺め、また「奥羽リンゴ」と明記されたダンボール箱を両腕に抱えていた。
右京と亘はこの少年を発見するや否やすぐに事情聴取をしようとするが、その動きを見た少年はすぐにその場から立ち去った。
そのとき、少年が落としたものなのか、少年がそれまでいた場所にボタンが落ちているのを右京は発見する。
右京と亘は少年の様子を見て、重要参考人の1人として少年をマークすることに決める。
その際に見た少年の表情やボタンを手掛かりにして、右京と亘は少年の行方を追うことにした。
少年の行方
右京と亘はその後も少年の行方を追い、案外すぐに少年の住まいは確認された。
そして少年に再び事情を聴こうとするが、居留守を使われ、なかなか事情聴取に踏み込むことができないでいた。
仕方なく右京たちは、少年の住まい近くで張り込むことにした。
翌日の朝、少年はアパートから出てきて、ホステスを隠し撮りしていたホームセンターに立ち寄る。
どんな目的でそんな行動を取るのか益々不可解になってきた右京と亘は、思い切って少年に近づき、その場で事情を聴くことにした。
すると少年は観念したのか名前を名乗り、「山田学」という姓名を右京たちに告げる。
今は浪人生として予備校通いをしていると少年は言い、その証拠にと学生証まで提示した。
しかしこの「山田学」というのは偽名であり、山田学は別人としている。
このころ捜査一課は特命係とは別の路線で捜査を進めており、「ホステスがらみの痴情のもつれ」の線で事件究明を急いでいた。
[ad#ad-1]少年の生活歴
少年の家庭事情は荒れていた。
少年の父親は母親に暴力をふるっていた形跡があり、また母親は母親でネグレクト。
心の拠り所を持てない少年にはまた乳児の妹がおり、その妹がある日、容体を急変させた。
命に関わるのではないかと焦った少年は、その妹を抱いて母親の所へ連れて行こうとしたが、今度は母親が亡くなっていた。
妹も程なくして亡くなり、少年は悲しみの中、生活を送ることを余儀なくされていた。
少年と暴力団との接点
そんな壮絶な経歴を持つ少年は、今日食べることにも困ってしまい、生活費欲しさに暴力団から当面の生活費を借りてしまう。
しかしその借金を返す算段が少年にはなく、結局、少年は暴力団の言いなりになってしまう。
ある日少年は、暴力団員・平田から、その上司の愛人の部屋に侵入するよう命令される。
その愛人こそがホステス・高田みずきであり、その部屋に隠されていた大金を盗み出すよう少年は支持されていた。
少年は借金という弱みを握られ、そのまま言いなりの形で動いていった。
高田みずきの部屋で少年の取った行動
命令通りに高田みずきの部屋に侵入したまではよかったが、そこで少年は思わぬ事態に遭遇してしまう。
なんと、少年が部屋に着いたときにはすでに、その高田みずきは何者かによって殺害されていた。
少年は部屋に侵入した際に目にしたリンゴをかじっていたが、思わずその光景を前にしてそのリンゴを落としてしまう。
それが事件現場に残されていた「かじりかけのリンゴ」である。
そして少年はとっさに金だけを盗んで逃走した。
[ad#ad-1]またまた偽名
その高田みずきの部屋に侵入し、少年が逃走しようとしたとき、右京と亘がすでに現場に乗り込んで待ち伏せていた。
そこで改めて事情聴取を行ない、少年は自分の名前を「松野聖」と伝える。
しかしこの「松野聖」という名前は、暴力団員・平田の側近の名前であった。
少年には妹の他に弟が1人おり、この弟と一緒に大阪へ逃走する予定だった。
しかし逃走しようとしていたことが平田にバレてしまい、その弟は平田率いる暴力団に拉致されてしまう。
第二課の活躍によって平田が逮捕
捜査第二課・角田課長率いる捜査団により、平田はあえなく逮捕された。
平田は組織を牛耳るために上司を殺害し、その罪を少年に着せようと画策していた。
高田みずきの部屋に少年を侵入させた際からこの計画は立てられていて、その場で少年がいた痕跡を残すことで、少年に罪を着せられる十分な証拠を得ようとしていた。
リンゴの歯形からDNA検出
事件現場に残されていたリンゴの歯形からDNAが検出され、初めから参考人として目星をつけていた少年のDNAと対照鑑定したところ一致した。
このことにより「少年が事件現場にいたこと」が明らかになり、高田みずき殺人事件の第一容疑者として少年が検挙されることになった。
しかしこの経過にまだ合点がいかない右京は、とりあえず少年から事情を聞く上で、もう1度事件経過を洗い直すことにした。
暴力団員から脅されていたことをすでに知った右京と亘は、少年が殺人を犯すことにはどうしても納得できない。
高田みずき殺人事件について、他に犯人の輪郭があるのではないかと推測した。
少年の素性と真実
重要参考人かつ、きわめて犯人に近い存在として検挙された少年は、警察から洗いざらい身辺調査をされていた。
そこで判明したことが、「少年には戸籍がない」という事実だった。
少年の母親は婚姻歴もなければ出産歴もなく、少年の誕生を役所に届け出ることをしていなかった。
つまり少年は完全に孤児として扱われることになり、その生活の面倒を見る両親の存在が初めからないことになる。
加えて、少年にとって実の妹・えりが死亡していたこともここで明らかになった。
事件当初、野次馬に紛れていた少年が落としたらしきボタンは、この妹の服についていたボタンである。
さらに驚くことに、実は殺害された高田みずきが少年の実の母親であることが判明した。
これによって「実の母親を殺害する少年」というあり得ない名目のもとで、「少年が今回の殺人事件の容疑者である」とするにはあまりにもかけ離れた推理であることを知る。
[ad#ad-1]何気ない犯行が今回の事件発生の動機
捜査が進むにつれ、マンション住まいをしていた高田みずきの隣人である中村という男が犯人像に浮上してきた。
事件の通報者である。
この中村は、みずきがホステスとして働いていたクラブに以前から出入りしており、その経緯をもってみずきを片思いしていた。
そして事件当日、中村はみずきの部屋を訪れ、無理やり交際を迫ろうとした挙句に拒否され、逆上した衝動によってみずきを撲殺していた。
この動機の判明により、捜査一課が事件当初から線引きしていた「痴情のもつれによる犯行」がすんなり成立する。
事件後の少年の名前
事件は解決し、少年は無罪放免となる。
右京たちは少年に、改めて事件当時の様子から経過を聞いた。
事件当日の野次馬に紛れていたとき、腕に抱えていたリンゴのダンボール箱の中には亡くなった妹の遺体を入れていたと少年は語る。
そして少年が生まれ持って「戸籍のない身の上」であることを知った右京たちは、改めて戸籍を登録するよう少年に勧めた。
そのとき右京は少年に、
「君の名前は?」
と聴く。
少年は初めて、
「高田創です」
と本名を名乗った。
少年は戸籍を取得した後、とりあえず養護施設に入ることにした。
後日、その養護施設から右京たち宛てに少年からのお礼の手紙が届いた。
[ad#ad-1]相棒 Season16 第19話 視聴者の感想
【相棒S16清史郎君回まとめ】
・スマホネタでちらつく某相撲事件
・元子ども店長の腹筋と成長が気になるTL
・スーツの変な2人組=特命
・グレートティーチャー冠城
・右京さん登場がホラー
・広すぎ取調室に総ツッコミ
・箱の中身は「誰も知らない」鬱エンド
・重すぎる「君の名は」#相棒 #aibou— もぐ@停滞中 (@mogumogumogumi3) 2018年3月7日
今日の相棒、無戸籍の子どもや妹の埋葬など「誰も知らない」を思い起こさせられた。僕は、是枝監督作品の中で、「誰も知らない」がいちばん好きです。それにしても、現在のこの日本で無戸籍の子どもが1万人もいることに驚いた。潜在的な数字だと、もっと多いのだろうね。
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2018年3月7日
子どもが欲しくても産めることのできない人がいる中で、子どもを産んでも戸籍も取ってやれずに、ちゃんと育てることもしない無責任な親がいる。そんな社会の闇に切り込んだ話。これは神回では。久しぶりに泣いてしまった。#相棒 #aibou
— 紗月 (@satsuki_wiz) 2018年3月7日
「相棒」ご覧いただいた皆さんありがとうございました😊
私個人的にはシーズン9のボーダーラインを彷彿とさせる、切なすぎるお話でした。
さて遂にシーズン16も来週が最終回です。いろいろな思いが去来しますが、兎に角ご覧いただければ幸いです。よろしくお願いします。— 山西惇 (@8024atc) 2018年3月8日
今日の相棒を見て思ったのだけれど、悪意があるとか愛情がないとか人を貶めるとかではなくて、ただ「だらしない」ことが最悪の結果になるのだなあと感じた。完璧主義もつらいけれど、だらしなさは、もっとつらい。(小池一夫)
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2018年3月7日
久々に来ましたねぇ…超ド級の重い話。しかしただ残酷な展開にするのではなく、丁寧に絶望感を描きながらも、その先の未来や光を提示している今回の「少年A」は、まさに「相棒」だからこそ生まれた名作だと思った。加藤清史郎くん、S11も名演だったけど、今日も素晴らしかった…! #相棒
— まっちゃん(趣味アカ) (@ukttwjdu9506) 2018年3月7日
『バイプレイヤーズ』のように撮影部分だけを使って脚本を練り直すのが1番だとは思いますが、アレは本当に特殊な例です
しかし『相棒』ではそんな事は出来ません
仮に衣笠が突如死んだようにされると、今まで大杉さんが支えて来た物語の流れが破綻してしまいます
そんな事大杉さんは望まないと思います— Naoki (@aiboulove1217) 2018年3月7日
予告を見れば見るほど大杉漣さんがいなくなった悲しみが押し寄せて来る
杉本哲太さんは好きだけど、レギュラー準レギュラーが容疑者っていう豪華最終回で同一人物とはいえ全く別人が衣笠を演じるのがツラい
衣笠は取り立てて好きなキャラでは無かったけど失って初めて気付く大切さ
#aibou #相棒— Naoki (@aiboulove1217) 2018年3月7日
[ad#ad-1]#相棒 #加藤清史郎 くん、今日の相棒良かった~😭
あんな絶望的な表情の少年に、右京さんはなんて声をかけるんだろう、どうやって救ってくれるんだろうって思った。期待以上で👍
また、泣いちゃった😢😢😢— おりん (@OrinRin_26) 2018年3月7日
冠城がGTOの鬼塚英吉にしか見えないと話題に
冠城(反町隆史)がキレるシーンでは、GTOの鬼塚英吉を思い出すという声がありました。
冠城君が鬼塚英吉にしか見えないんだけど・・・
冠城君と子どもを絡ませるとこうなるんかね・・・ #aibou #相棒— 研修中(ブメ先)@相棒season16勢 (@notreturned2525) 2018年3月7日
鬼塚英吉「いい加減にしろよ、そんな生き方どこかで変えなきゃろくな人間になれねぇぞ」#相棒
— ゲーテ (@Hedelweiss5) 2018年3月7日
右京さんより先に
冠城くんがキレた。
カァッコイイ。
一瞬GTOな鬼塚先生を思い出した。#相棒#aibou— りおか□♡▽○10ve ☆ (@Miniarashi) 2018年3月7日
今日は右京さんと冠城くんというより、完全に北野先生と鬼塚先生だった……しかし右京さんの勘で全てが解決したような事件だったな( ̄▽ ̄;)。 #aibou #相棒
— えりりん (@elirine) 2018年3月7日
GTOは、EXILEのAKIRAが主演の学園ドラマですが、旧GTOは反町隆史が鬼塚英吉役で主演でした。
GTOといえば反町隆史といった世代は思わず反応してしまうところかもしれません。
相棒 Season16 第20話 あらすじ予告
[ad#ad-1] [democracy id=”21″] [ad#aibou]写真誌「週刊フォトス」の記者・風間楓子(芦名星)が、エスカレーターから転落し、額を縫う怪我を負う出来事が発生。現場に居合わせたのは、峯秋(石坂浩二)と美彌子(仲間由紀恵)、衣笠副総監(杉本哲太)と青木(浅利陽介)、内村刑事部長(片桐竜次)と中園参事官(小野了)の6人。その出来事について「週刊フォトス」が「警察の報復か?!」と報じたため、ネットに6人の素性がさらされる騒ぎとなり、右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は調査に乗り出す。本当に6人の中の誰かが押した故意の事件なのか、勘違いの事故なのか、あるいは楓子の虚言なのか…!? 様々な可能性があり、真相の解明は容易ではない。さらに国家公安委員の三上冨貴江(とよた真帆)の圧力もかかり始め…。
そんな中、“容疑者”の一人が檜山(遠藤雄弥)という男と衝突し、階段から転落する事故が発生。調べると、檜山は暴力団の構成員で、楓子の両親が組織のトップであることが分かる。どうやら、楓子の母・匡子(加賀まりこ)は、娘が“傷物”にされたことに強い憤りを感じているようで、「犯人を特定して筋を通さなければ、若い衆が何をするか分からない」と脅しめいた言葉を口にする。
極道の娘の転落は、事件か、事故か、虚言か!?
一筋縄ではいかない“6人の容疑者”と対峙する特命係
すべての真相が解き明かされたとき、
誰も予想できない“落とし前”がつけられる!
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