映画「ルパン三世シリーズ」超おすすめランキング&動画の視聴方法

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『ルパン三世』シリーズおすすめランキング第10位~4位

第10位『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』

出演:山田康雄、小林清志、増山江威子ほか
販売元:バップ
発売日:2000年1月21日

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【見どころ】
ストーリー設定が緻密で、まずあまり無理な展開が見られない点が魅力的です。
こうなればこうなる、ああすれば相手はこうする、といった具合の、ストーリーと各場面のかけ合いが絶妙に絡んでくる進展が見ものと言えば見ものになるでしょう。

本作の悪役・ラスプートンの偽善きわまる悪道振りに、ルパンの鮮やかな活躍が非常に鋭く照り映えて、その活躍によってラスプートンが最期を迎えるラストシーンでは、「さすがはルパン!」と思わず唸らされる感動的な場面が魅力的です。
それまでに五エ門や次元がどうやっても勝てなかったラスプートンですから、そのラストの衝撃はとても大きなものに映ることでしょう。

【感想】
やはりラスプートンの最期の場面が印象的です。
ルパンの「無心作戦」がここまで面白くかつ斬新に映るとは…、と思わず唸らせるのは、それまで観てきた『ルパン三世』シリーズが積み上げてきた〝独特の産物〟によるものかも知れません。
華麗な活躍と、先述した緻密でほとんど無理のないストーリー運びにまず感動させられ、その演出・構成によって迎えるラストシーンの面白さは、おそらく他作のラストシーンから観てもやや抜群の出来に映るのではないでしょうか。


第9位『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!』

出演:山田康雄、小林清志ほか
販売元:バップ
発売日:1999年12月22日

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【見どころ】
コンピュータ化している世の中の〝行き過ぎた進展〟を巡り、本作に取られた「情報操作による世界の脅威」というテーマはそれだけで魅力があるもので、現実でも実際に起きてしまいそうな、「人の欲望による世界の破滅」という惨事が物々しくうかがい知れてきます。

それでも『ルパン三世』ならではの愉快なパフォーマンス&陽気な活躍が光るので、そんな〝滅亡〟に到ってしまうような大惨事への展開も華麗に彩られていきます。

1つの「世界を握るキーアイテム・スーパーエッグ」を巡っての、人の欲望による暗躍のなりゆきを見守ってみて下さい。
なかなかアニメの世界だけでは片づけきれない、現実模写を思わすリアル感が満載です。

【感想】
本作は1989年という高度成長期に作られた1作ですが、2000年を越えた現代から見れば、さらにその内容のリアル感が先ず「成長型作品」の1つに組まれるように思います。

本作に限り、キャラクターデザインやその脚色・演出に注目するよりもそのストーリー設定の方に注意を運ぶ方が、そのテーマが掲げる骨子の部分により近づけるのではないかと思われます。

本作発表当時の世情からさらにコンピュータ化が進んだ現代だからこそ、ぜひ皆さんに1度は観てほしい傑作の1つに数えられます。


第8位『ルパン三世 燃えよ斬鉄剣』

出演:山田康雄、滝口順平、松井菜桜子ほか
販売元:バップ
発売日:2000年2月21日

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【見どころ】
本作は五エ門の1舞台・独壇場的なストーリー設定が組まれていますが、それでも本来のルパン、次元、不二子との絡みあり、涙あり、感動ありの、従来からなる王道の演出に富んでいます。

やはり見どころといえば、五エ門と桔梗の切ないラブストーリーから裏切りに到るまでの、哀愁漂う1ロールでしょうか。

五エ門持ち前の純心かつ優しさを、いとも簡単に裏切ってしまうまでの桔梗と五エ門のワンカットずつには、「このまま2人が幸せに結ばれてほしい」と言わせしめるほどの、とても儚い純愛ストーリーが見え隠れしてきます。

本作もけっこう真面目に観て楽しめるもので、(先述のように)比較的「大人の雰囲気に仕上げられた脚色」が斬新ですので、何度も見返してしまえるほどの名作の1つに数えられましょう。

【感想】
五エ門が主人公的な位置にくる作品はこれまでのシリーズにもいくつかありましたが、本作は〝モロ五エ門がメインキャスト!〟と言わしめるほどの、思いきり和風に仕上げられた1作です。

ですので、過去作に見られてきた「世界各国に大股をかけて渡り歩いてきたルパンの世界観」とは別格の、なかなか貴重な楽しみ方ができる傑作に思えます。

本作のタイトル「燃えよ斬鉄剣」はけっこう他のテレビ番組やコミックでも取り上げられていて、おそらく皆さんも「どこかで聞き覚えのあるタイトル?」と錯覚してしまうほどのフレーズではないでしょうか。

斬鉄剣はFF(ファイナルファンタジー)のオーディーンも使用している非常にロングランの業物で、他にも戦国絵巻に始まる古典本や忍者絵巻にまつわるストーリー、また『ルパン三世』からは全然離れた別物のコミック・アニメでも流用される、純和風のアイテムに認められます。

その「斬鉄剣」の本家ともいえる本作『燃えよ斬鉄剣』ですから、その斬鉄剣の切れ味からエピソードまで、非常に細かく教えてくれる展開は必見です。

事実上、山田康雄さんの遺作とも言われる本作でのルパンの活躍を確認したい人にとっても、本作を観る価値は必ずアリと言えそうです。


第7位『ルパン三世 アルカトラズコネクション』

出演:栗田貫一、小林清志、井上真樹夫、増山江威子ほか
販売元:バップ
発売日:2001年10月24日

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【見どころ】
まず何と言ってもゲストキャラクターにその魅力があるでしょう。
『刑事コロンボ』に似せて作られたキャラクター・テリーは、まさにコロンボファンには必見!その風貌から仕草までが、本物そっくりに演出されます。

そのコロンボならぬテリーとともに行動する銭形警部も、2大役者と共演する所以をもって〝必見の役どころ〟といったところでしょうか。

そしてメインの見どころとしてはやはり、「シークレットセブン」扮するところの〝史実をもじった謎を切り札にする姿勢〟でしょうか。
ジョン・F・ケネディ暗殺事件をきっかけに、本作で繰り広げられていく「アルカトラズ刑務所の謎」は、まさしくケネディが暗殺された当時、アメリカが抱えていた大きな「犯罪組織への懸念」が反映されます。

「もしアルカトラズ島の地下に、犯罪者のパラダイスが存在したら…」
この犯罪者には理想的な現実を噛みした本作のメインテーマは、アニメの枠を越えた史上最も大きなテーマとも言えるものです。

【感想】
私はずっと『刑事コロンボ』ファンでしたので、まずテリーがコロンボとうり二つという点で、本作を観るきっかけはじゅうぶんにありました。

そして実際にストーリーを観てみるとこれがまさしく当たりの1作で、1度観てからその後、何度も何度も見返した記憶が鮮明です(今でも時々観ています)。

ストーリー後半に登場する次元のセリフ、
「まるでシカゴが繁栄していた頃の、近商時代を思い出させるぜ…」
というあのワンシーンが、今でもとても感動的に残るのはなぜでしょうか。

ストーリー時間は確かに現代なのですが、ジョン・F・ケネディやアルカトラズ、アル・カポネ、マシンガン・ケリーといったアメリカ史において重鎮のキーパーソンが出てくると、どうしても何か懐かしい、〝古き良き時代〟を彷彿させる歴史ロマンスを覚えさせられて仕方ありません。(私だけでしょうか)?

『歴史と対峙するルパン三世』
このテロップが出ても不思議じゃないくらい、本作に活躍するルパン一家の魅力は必見です!

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第6位『ルパン三世 炎の記憶〜TOKYO CRISIS〜』

出演:栗田貫一、林原めぐみ他
販売元:バップ
発売日:2000年9月21日

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【見どころ】
やはり東京・日本をメインステージに取っているところが、本作の最大の魅力と言ってよいでしょうか。

舞台が日本であるだけに、これまで出稼ぎ・ホームアウェイ的に描かれていた銭形警部の活躍ぶりも、けっこう奥深いものに仕上げられており、加えて、その銭形に随行する形で登場する一色まりやの存在感も、本作のメインストーリーに上手く浸透する形で収められています。

私的に、その一色まりやの立ち回り・役どころが、非常に本作のテーマにきているように思われ、このまりやが抱える過去の軋轢から展開されるアクアポリスの悪特の非道さも、マイケル・スズキの言動を通し、非常に上手く伝わってくるように感じられました。
なので、まりやが登場するシーンはくまなく吟味する形で観て下さいね。

さらに、それまで世界各国で活躍してきたルパン一家がこの日本に舞台を移して活躍する展開が見ものです。
それまで『ルパン三世』シリーズを好んで鑑賞してこられた人にはもちろんのこと、ルパンを未だ知らないという人にも、何か不思議な魅力がストーリーの底から沸き上がってくると思います。

【感想】
「日本が舞台!」それだけで日本人の視聴者にはかなり親しみが湧くと思います。
次元が歯痛で悩んでいるシーンには、思わず笑っちゃいました。

何というか、それまでの『ルパン三世』に見られてきた〝壮大なスケール〟が上手くここ日本を舞台にまとまって表出されているというか、何度も観るにつれて、それまでの「ルパン」が集約されたような不思議な魅力を感じさせられたものでした。

とにかく、林原めぐみさん演じる「一色まりや」の存在感が半端ない!そんな感じに、本作のストーリーはイキイキとした形で進んでいきます。

そして比較的そのまりやを通して銭形に焦点が当てられたストーリー脚色が斬新な展開を見せてきます。
銭形が、何となく特定の女性に恋心を覚えるシーンも登場しますが、その出来栄えがどこかしんみりとくる、魅惑的な面白さを引き立てます。

まだご覧になっていない方、また「一風違ったルパン三世を観たい」という方には、絶対におススメしたい1作です。
期待を裏切りません。


第5位 『ルパン三世 カリオストロの城』

出演:山田康雄、島本須美
監督:宮崎駿
販売元:ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
発売日:2001年4月26日

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【見どころ】
まず何と言っても構成力の高さと、キャラクターデザインはさることながら、グラフィックスによる躍動感の質の高さが看板的な魅力になっているでしょう。

先述にもある「おじさん的なルパン」を構成するに当たり、クラリス役を演じる島本須美さんには〝清楚で純潔無垢な少女の気配を醸し出したヒロイン〟の演出が取られ、その役作りに上乗せする形で臨んだ〝年配のルパン〟の役どころは「どこにでもいそうな人の好いおじさん」でありながら、世紀の大泥棒・怪盗ルパンの威厳を損なわせないようにする、暗躍的な設定が施されていました。

ストーリー性に重点を置きつつ、ジブリ映画の走りを見せつけられるような「プロットからロジックの充実度、それによる音響・絵グラとの活性度の高さ」は、おそらくルパンシリーズに見られる映画版の他作に比べて実に鮮明度の高い、落ち着いた仕上がりになっていることでしょう。

とにかく〝ジブリ・宮崎アレンジ〟により一風変わったルパンの世界が際立っており、やはり少し古風にアレンジされた風景やキャラクターの立ち回りには、古き西洋を想わす懐古的な風貌が目立ってきます。

そのため、大きな歴史のロマンに身と心を任す形で、視聴者への感動を何重にも奏でることは必須の効果とも言えるでしょうか。

冒頭シーンからラストシーンまでが一貫してシリアスな場面を展開し、その要所でコミカルかつ陽気なアレンジも展開しますが、やはりメインテーマにあげられている「過去の軋轢を引き金にしたストーリーデザイン」には、〝シブいルパン〟、〝シブいルパンにあこがれる純潔娘・クラリス〟の残像がどうしても飛び交います。

エンドロールが流れる直前のシーンで銭形警部の、
「やつ(ルパン)は大変なものを盗んでいきました。それはあなた(クラリス)の心です」
というあまりに有名なセリフは、四半世紀が過ぎた今でも変わらず語り継がれる「カリオストロの城・伝説の名言」として知られます。

当時、ルパンを演じた山田康雄さんが絶賛した本作の決定的な魅力を、ぜひ1度ご覧になって、あなた自身の感動に焼きつけて下さい。

【感想】
とにかく「これがルパン三世の映画化を本格的にしたものか!」と感極まって観ていた記憶が甦ります。

ジブリ映画でもよく見られますが、キャラと出来ごととの絡み合うような躍動の速さにまず感動し、そのストーリー性の完成度とキャラクターそれぞれに見られる個性的な立ち位置が絶賛されます。

ただ少しだけ残念な点もあるにはあります。

やはり〝宮崎色の強い構成・出来栄え〟になっているため、それまで独自に培ってきた『ルパン三世』の、「滑稽・ユーモア感を絡めた中に、場末を思わす寂寥を立たせたようなアンバランスの魅力」がその身を控えてしまったようで、その点だけを取れば〝物足りなさ〟が芽生えます。

「ルパンはただの好い人」、そのルパンにあこがれるクラリスは体裁の好い淑女、そのなりゆきに集う次元、五エ門、不二子、銭形などの脇役は「ただ主人公についていくだけのピエロ的存在」、というやや傀儡的な役どころに成り下がっている感がないでもなく、「勧善懲悪」を売り物にせず、脇役がそれぞれ個性をもって躍動・疾走・譲歩・裏切りを計るといったような「本家・ルパンを彩ってきた不変の魅力」は、ややサブ的なムードに回された感じがありました。

そこだけは残念でしたが、それでもやはり宮崎アニメの底力は飽きさせない演技力に長けており、「宮崎・ルパンの世界」にどっぷり浸からせる、陶酔に引きずり込む腕力には圧倒されます!やはりボビーの歌う、『炎のたからもの』から漂ううっとり感はよかった…。


第4位『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』

出演:栗田貫一、増山江威子、小林清志ほか
販売元:バップ
発売日:2010年9月15日

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【見どころ】
ナノマシンという実在する物質を使った秘密兵器が、あたかもリアルタイムで襲ってくるかという渾身の躍動感がものすごいです。
これだけで必見!

またそのナノマシンを巡っていろいろな物語が交錯していく「複線化したストーリーの主軸部分」は、やはりルパンの王道を往く一貫した〝シリアスとコミカルの飽和〟を見せてくるもので、観ていてスカッと爽快&ずっと心に残る深い感動を与えるものでしょう。

とくに、オーリエンダーが登場するシーンにご注目下さい。
オーリエンダーはレジスタンスで元王子・パニシュに恋焦がれており、バニシュが行方不明になってからもずっと彼のことを思い続けています。
その儚いことジーンとくること…。

以降も、バニシュに気配を辿ってずっと街を徘徊し続けるオーリエンダーは、やがてバニシュの姿を目撃し、彼に抱き着いて喜びますが、それでも首狩りの国・ズフ国の悲劇の触手は2人の運命をとても悲しいものにします。

タバコが嫌いなオーリエンダーは、抱き着いたバニシュの口元からタバコの残り香を感じます。
そのときに見せる、全てを悟ったような彼女の表情…。

ぜひラブコメ目線でも楽しめるので、シリアスな局面と恋愛目線をもって、本作に敷かれた儚い「DEAD OR ALIVE」をご堪能下さい。

【感想】
とにかく、ずっと心に残る1作です。

『ルパン三世』にしては珍しく、本家ルパンのメインキャラクター(ルパン、次元、五エ門)らがあまり登場しない感覚を思わせる特異な演出で、終始、オーリエンダー、バニシュとの、悲劇的なストーリーが展開されます。

でも、脇役陣に成り下がったルパン一家が、あたたかくオーリエンダーとバニシュの2人を見守りながら、半ば彼らを支援するような何気ないストーリー運びの様子も、観ていてなんだか仄々した感動を思わせる、とても魅力的な構成に感じられました。

ぜひ『ルパン三世』映画版をコンプリートする際には、本作に登場するオーリエンダーとバニシュの表情や心情を隅々まで堪能してほしいです。

さて、いよいよベスト3の発表です!
ここまでのランキングで皆さんの気になる1作は入っていたでしょうか!?
次なる3作に、果たしてあなたの気に入る作品はランクインしているか!?
ラスト3作の王冠を、あなたの目でお確かめ下さい。

それでは行ってみましょう!ベスト3の発表!!

ベスト3は次ページへ!


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