映画「ルパン三世シリーズ」超おすすめランキング&動画の視聴方法

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1971年からfirst TVの放送をもって世に送られた、『ルパン三世』シリーズをご存じの方はどれくらいいるでしょうか?

現在では、「劇場用映画」から「テレビスペシャル版」までの超大プロットは当然のこと、スピンオフ作品をはじめ、数々のオマージュ作品が繰り返し作成されている稀代のロングランアニメに成長し、世間をにぎわすとともに、子どもから大人までが心行くまで楽しめるファミリー向けアニメにまで拡大しました。

今回は20位ランキングの形でお送りします!

first TVからsecond TVシリーズ、PSRT IIIシリーズを経て、特大の人気を誇る『ルパン三世』シリーズのうちから、今回は〝劇場映画〟と〝テレビスペシャル版映画〟を選りすぐり、そのあらすじから見どころまでを一挙公開したいと思います!

そして30年以上『ルパン三世』を観てきた私の独断と偏見を込めた感想も盛り込んでおきますので、どうぞ皆さんのお楽しみの参考として頂けたら幸いです。

それではさっそく!

映画「ルパン三世シリーズ」おすすめランキングベスト10から見る
映画「ルパン三世シリーズ」おすすめランキングベスト3から見る

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『ルパン三世』シリーズおすすめランキング第20位~11位

第20位 『ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス』

出演:栗田貫一ほか
販売元:バップ
発売日:2000年3月23日

概要&あらすじを見る

【見どころ】
まず、何といってもスケールのデカさ!が見どころの第1になります。
ノストラダムスの預言を扱った宗教スタイルのロジックを冒頭に置き、原子力潜水艦やサンシャインビルを彷彿させるような巨大ビルの圧巻を小道具に使い、やはり『ルパン三世』の醍醐味、世界を股に駆け回る躍動のすさまじさは、観ている人にとって痛快を思わすベースになるでしょう。

そして華やかな街のカーニバルを映していると思いきや、とたんにアマゾンの奥地へまでストーリーが進んだりと、狭い所からだだっ広い大地にまで、いろいろなキャラクターとプロットが弾ける辺りは、さすが『ルパン三世』の広大な世界観を思わせます。

またアマゾンが舞台になるのはストーリー後半ですが、そこでのルパンと不二子のやり取りがイチ押しの見どころになります。
記憶喪失になった不二子と、その記憶を呼び戻そうとするルパンのかけ合いが実に純粋で、ロマンスと魅力がたっぷりとあふれています。

【感想】
本作は公開されて少ししてから観たのですが、当時の世情がやはりよく反映されているといった感じで、観ていてなんだか、その頃の流行や事件なんかの縮図を感じる場面もありました。
けっこう社会性に富んだ作品だと思います。

ですが宗教を扱っている点や、また世界観・舞台が広いのは魅力的なのですが、少しストーリー性に色濃さがなく、終始一貫した感動を覚える、とまでいきませんでした。
少しストーリーの骨子がぼやけた感じに映るでしょうか?

そしてさらに(先述しましたが)本作からルパンの声が山田康雄さんから栗田貫一さんにコンバートされたこともあり、少しそれまでのルパンの印象が遠退いた気もして、ストーリーに入って行けなかった感があったかも知れません。
(基本的に栗田さんは栗田さんなりのルパンを演出しているので、好きなのですが)。


第19位 『ルパン三世 霧のエリューシヴ』

出演:栗田貫一、小林清志、増山江威子ほか
販売元:バップ
発売日:2007年10月24日

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【見どころ】
ストーリーには「霧がかった神秘的な脚色」が要所で付され、その脚色効果をもって最後まで〝それまでになかった、露骨につかみ所のないルパン三世の世界〟を演出してきます。

あまりこれまでになかった〝柔らかい構成〟が面白みの秘訣にきており、それへの好奇心を持てる人にはまず、その醍醐味がふんだんに得られることと思います。

魔毛狂介という、どこぞで聞き覚えのある名前の男が登場するシーン。
これは『ルパン三世 ルパンVS複製人間』(1978年)に登場したマモーからかたどったキャラクター、いわゆるエディットロールの使いまわし、ゲスト出演的な登場と言えましょう。

遥か前作の『ルパン三世 ルパンVS複製人間』を観ていることでさらにその奥行きと設定を楽しめる点では、本作に採られた面白さはキャラクターの演出にあると思います。

他にもこの〝ゲスト出演〟が潜んでいるかも知れないので、どうぞあなたの目と感覚で、ストーリーに隠れたじわじわくる魅力をお楽しみ下さい。

【感想】
〝神秘的〟はいいのですが、何だかストーリー全体が霧に覆われている気もして、脚色・更生要素の主軸の部分がはっきりしない難点があります。

もちろんこれは視聴者個別によって変わる感想になりますが、おそらく10人が観れば7人くらいがそう感じられてしまうのではないでしょうか?少し『ルパン三世』特有に見られてきたマニアックな紐解きや、トリックをかけるにしても幻想に頼り過ぎな面も多く見られて、ストーリー構成に一貫した現実味・人間性への謳歌が欠けているように思えました。

ですがその幻想・神秘さることながら、〝何でもあり〟の構成にはちょっと浸ってしまう点アリです。


第18位 『ルパン三世 セブンデイズ・ラプソディ』

出演:栗田貫一、小林清志、井上真樹夫ほか
販売元:バップ
発売日:2006年11月22日

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【見どころ】
ストーリー自体がなかなか面白く、『ルパン三世』に多く見られてきた〝複線化されたストーリーの合流〟によるカーニバル要素が、実にふんだんに盛り込まれた1作と言ってよいです。

いろいろな場所・空間・時間・行動を経て、それぞれが面白いように「1つのメインストーリー」に絡んでゆく仕種は、それだけで観ていてかなりの感動を呼び起こされるでしょうか。

とくに競馬という場末的かつ身近なシーンからの不二子と五エ門の優雅かつスリリングな場面への展開なんかは、『ルパン三世 ルパン暗殺指令』(1993年)や『ルパン三世 1$マネーウォーズ』(2000年)に見られた繊細・緻密な構成運びを彷彿させます。

ぜひ〝懐かし味のある従来の『ルパン三世』の演出のあり方〟に酔いしれてみて下さい。

【感想】
多発的な事変の数々がけっこう早いスピードで織りなされていくところが面白く、かつそれでいてあまり浮足立たない、犯罪計画をじっくり立てていく場面などは、かつての現実味を帯びさせたfirst TVシリーズのそれと類似しています。

『ルパン三世』の真骨頂はこの「first TVシリーズ」にこそ組み込まれていると言われますが、その醍醐味的な実力をさらに現代の脚力をもって仕上げている本作のプロットは、何気に懐かしさを覚えさせるとともに、何か『ルパン』の現代作を観るのに貴重なポイントを押さえてくれているような感覚を受けてしまいます。

この『ルパン三世 セブンデイズ・ラプソディ』は現代の『ルパン…』においてはけっこう破格の出来に思え、まだ観ていない方には、ぜひおススメしたい1作にあげさせて頂きたいです。


第17位 『ルパン三世 風魔一族の陰謀』

出演:古川登志夫、銀河万丈、塩沢兼人ほか
販売元:東宝
発売日:2003年10月24日

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【見どころ】
まず言えるのが、声優陣を一掃・一新したことによる「新しい世界観」の確立でしょうか。

その独立は画一といってよいほどの「別世界」を味わわせる特徴があり、それまでの『ルパン三世』で育った人、あるいは、現在の山田康雄さんの声や雰囲気に似せて作られるルパン像に心酔している人にとっては、愕然として違う驚異的な変化が見受けられると思います。

ストーリー構成は一向して「五エ門と不二子の活躍」が目立つようですが、ルパンや次元は脇役というわけでもなく、それまでの舞台演出からは少し離れた脚色効果が図られます。

【感想】
本当はランクインしようかどうか迷ったのですが、やはり〝声優陣を一新した『ルパン三世』〟という貴重な世界観も体感して頂きたく、今回この位置につけさせて頂きました。

ストーリーは先述した通り、「風魔」という忍者のテーマが取り上げられているため、どうしても五エ門の活躍がメインにきています。
加えて比較的よく行動をともにする不二子の共演も踏まえ、〝忍びの者のお話し〟が始終飛び交っているような、どちらかというとバタバタ劇のような感が色濃いです。

とりわけストーリー構成に光るものはありませんが(あくまで私論です)、それでも世界観がまるで変わった『ルパン三世』の魅力は健在で、ここで従来のルパンなら「こんなふうに思わされる・感じさせられる・想像させられるんだろうなぁ」といった箇所でも、それとは全く違った斬新な魅力による感覚を覚えさせられ、やはり1度は観ておくべきだと念を押す形で納得できます。

ぜひ1度、〝世界観のまるで違う『ルパン三世』〟を吟味してみて下さい。
「こんなルパンもあっていい」と思わせられる、ある意味、渾身の1作とも思います。

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第16位『ルパン三世 お宝返却大作戦!!』

出演:栗田貫一、小林清志、増山江威子ほか
販売元:バップ
発売日:2003年10月22日

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【見どころ】
なかなかコメディタッチの効いた面白い作品で、それまで『ルパン三世』で彩られていたような「人物を扱ったコメディ」とは少し、そのストーリーの差で甲乙が分れるものです。

オープニングからエンドロールまでが、終始「真面目でありながらの滑稽」に躍動していて、その辺りの〝お笑い〟の潜在感が、メインストーリーのテーマに掲げられた「お宝返却大作戦!!」に表れています。

いつも物を盗むルパンなのに、今回は盗んだ〝お宝〟を全て元の位置に返していくという、何とも滑稽味あふれる仕上がりになっています。
この「返していく」という点に、もう1つ、本作ならではの隠れた美味が見え隠れします。
それはどうぞ、本作をご覧になってお確かめ下さい。

【感想】
「お宝返却大作戦」というテロップを見てすぐさまレンタルして観た1作です。
やはりここは私的に声が山田康雄さんにやってもらいたかったのですが、しかしそれを上回るほどの脚色の巧さが絶妙で、なかなか1口には言いがたい、「新しいルパンの魅力」がじゅうにぶんに備わっています。


第15位『ルパン三世 トワイライト・ジェミニの秘密』

出演:栗田貫一、小林清志、井上真樹夫ほか
販売元:バップ
発売日:2000年8月23日

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【見どころ】
「トワイライト…」と秘法を奏でるお宝の輝きが、まず何と言っても『ルパン三世』ならではの魅力を醸し立てます。

ララとラクダで砂漠を静かに渡るルパンの表情は、何かそれまでになかった憂鬱な姿にも映ってきて、本作のストーリーに彩られる結末までの運びを、何となく稀有なものに仕立て上げている感も見受けられます。

ドルーネの陰謀からララの純粋な希望のあり方には、何となく他作『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』で見た〝レジスタンスと狂王との争奪〟の様子がうかがえて、1作品と1作品との壁を越えた未知なる空間が頭をよぎってきます。

観る人それぞれの個別の見方で見どころは変わるでしょうが、この2点はどうしても本作を観る際、私的に外してほしくない貴重なシーンに思えました。

【感想】
全体的に神秘がかった映像で、ストーリーともども、その神秘のベールに包まれたような感覚を受けました。

ストーリー自体はそれまでの『ルパン三世』の王道を行くものでしたが、それでもモロッコの美しい街並みの再現や、その街を囲む自然のあり方から人間の躍動感が、所せましと脚色を講じて絡んでくるので、観ていてなかなか飽きない、奥深く、かつしぶとい魅力を醸してきます。

ぜひ本作を観るときには、合わせて『ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎』(1990年)、『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』(1996年)を観てほしいです。
世界観がどこか、つながっている気がします。


第14位『ルパン三世 ベネチア超特急』

出演:山田康雄、小林清志、増山江威子ほか
販売元:東宝
発売日:1977年11月21日

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【見どころ】
『ルパン三世』のほぼ第1作として制作された本作の妙味は、これは実際に観てみないとわかりません。

それだけ純粋かつ大胆な発想とタネ仕掛けが盛り込まれており、「初期作品には思えない」と言わしめるほどの、非常に緻密な構成と脚色が採られています。

ドン・マルチーノですが、これは『バビロンの黄金伝説』で出てくるマフィアのボスを彷彿させる設定もあり(もちろん時代は錯誤しますが)、ここでもなかなかの特大ロール的な〝深い背景〟を醸し出してきます。

超ロングランの『ルパン三世』だからこそ再現できる、現実味を帯びたトリックからアニメ的な飛躍の数々まで、盛沢山の構成で織りなされたストーリーは、オープニングからエンドまでをくまなく彩る〝魅惑のキャラクター演出〟で仕上げています。
ぜひご覧になって実体感してみて下さい。

【感想】
『ルパン三世』といえばこの『ベネチア超特急』が幸先!と言わしめるほどの、そのロングランへのワンステップを深く世間に刻み込んだ、非常に貴重な作品に捉えています。

やはりこの頃に見られる「第2シリーズ」の無理のない構成と脚色には、「ルパンの魅力」を最高に醸し立たせる不思議な技腕と、神秘がかった生気(オーラ)のようなものが噴散されています。

「これを見ずしてルパンが語れようか!」と噂されるほどの映画『ルパン三世』の土台を図った本作の魅力は、やはりいつ・どこで観ても、「飽きさせること」をしない、底力のあるサラウンドに引き立てられます。

これから『ルパン三世』を観よう・触れようという方には、ぜひこの『ベネチア超特急』を3作品目までにはご覧になって頂きたいです。
その後の『ルパン三世』に見られる世界観の〝裏側〟がつながってきます。

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第13位『ルパン三世 愛のダ・カーポ〜FUJIKO’S Unlucky Days〜』

出演:栗田貫一
販売元:バップ
発売日:2000年9月21日

概要&あらすじを見る

【見どころ】
本作ならではの「独特な世界観」がまず見どころとなるでしょう。

新大陸を発見した時にコロンブスが手に入れた、謎の秘宝である「コロンブスの卵」をストーリー中の大きなアイテムとして、難病の治療に効果的な「オルゴン・エネルギー」の活用を有効にしていこうという、半ば現実を加味した作りが魅力的だと思います。

オルゴン・エネルギーというのはそもそも現実に実在する物質であり、精神医学者ヴィルヘルム・ライヒが発見した「自然界に遍在・充満するエネルギー」として知られます。

東洋で言うところの「気のエネルギー」に同様であり、性的なエネルギーを駆使することから、人体に何らかの活力を与える「自然界のエネルギー」として認められます。

このような、現実の物質を用いたストーリーを上手く脚色しながら展開していく本作のテーマは、アニメだけでなく「人の現実・日常生活」にも浸透してくる〝リアルな体験〟を与えるものにもなりそうで、それだけでも大きな〝見どころ〟となるでしょうか。
つまり、ストーリー全体が見どころというわけです。

【感想】
「見どころ」でも言いましたが、ストーリーそのものが〝現実をもじったロジック〟に組まれているので、観ていてそれなりの〝実体験できそうな、リアルな構成〟がそのまま浸透してくるように思います。

面白く観ることもできますが、どちらかというと、科学的な発展が目覚ましくなりつつある現代をもって、真面目な視点を添えて観てみることに、本作の魅力が充満する秘訣のようなものがあると思います。


第12位『ルパン三世 ハリマオの財宝を追え!!』

出演:栗田貫一、小林清志、井上真樹夫ほか
販売元:バップ
発売日:2000年8月23日

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【見どころ】
時代設定がまず第二次世界大戦から始まるという、少しレトロな印象を醸す傍ら、ストーリー現在で交わされる人間模様はやはり「ルパンを彩る王道的なドタバタ喜劇的な演出」。
そのギャップが本作の魅力・見どころの1つと言ってよいでしょうか。

また「ルパン」のストーリーにはよく見られる「過去の財産」を発掘し、その秘宝のようなものから〝現在に通用する価値〟を見つけ出すという、少々〝インディージョーンズ的な発想・脚色〟も、本作の土台を構成している強い魅力と言えるでしょう。

ロイド保険に携わる顧問弁護士・ラッセルと不二子の微妙かつデリケートなかけ引きや、過去の実在の盗賊・ハリマオの秘密を暴いていくルパンと次元の暗躍の活性が、本作を観る上ではやはり1番の魅力となることでしょう。

【感想】
ハリマオとはもともと昭和初期にマレー半島で活動した盗賊であり、本作も「過去に実在した人物とその人生」を脚色したリアル・オマージュ的な1作に仕上がっています。

この時点で『ルパン三世 愛のダ・カーポ〜FUJIKO’S Unlucky Days〜』にも見られたような「現実とアニメとの斡旋」のようなものがうかがわれ、観る側にもそれなりの浸透しやすい感動が芽生えると思われます。

ただ、少しハリマオの人生を知っている人からすれば、「ちょっと脚色しすぎじゃないの?」と言わせるような大げさな演出も認められると思うので、少し拍子抜けする場面もあるかと思います。

けれどそこは『ルパン三世』ならではの活動感で上手く凌いでいますので、ほとんど気にならないと思います。
ぜひ一見に如かずの精神で、1度ご賞味下さい。


第11位『ルパン三世 ワルサーP38』

出演:栗田貫一、小林清志、増山江威子ほか
販売元:バップ
発売日:2000年8月23日

概要&あらすじを見る

【見どころ】
言うまでもなく本作の見どころの第1は、「それまでのおちゃらけた調子」から逸脱した、きわめて真面目なシーンの連続にあります。

まず〝銭形が撃たれる〟という異色の設定から始まり、ルパンは過去に見せた事のない「激情の姿勢・表情」を露わにします。
そこから始まるルパン一家のスマートかつ熱い〝タランチュラの謎〟への究明は、まともにシリアス映画を観ているような、スリリングな感動を覚えさせることでしょう。

【感想】
始めて観たとき「これホントに今までのルパンか?」と思わすような、それまでとは全く違った脚色が取られていたことに驚きました。

とにかく、シリアスなルパンの姿勢や表情というものがこれだけ長く露わにされたことは記憶になく、いえばfirst TVの頃に演出が戻されたような感覚さえ受けたものです。

『ルパン三世』第1期のfirst TVで取られていた演出や構成には、「必要以上の脚色をしない。

無理な設定は組まない」といった、半ば現実的な視点が添えられていましたが、本作はその頃の演出によるストーリーに程好く近づいたような、現在ではとても異色的な内容に見えるものです。

「とてもシリアスなルパン三世を観たい!」と強く思う人に、ぜひおススメしたい傑作です。

さあいよいよここからベスト10です!
どんな作品がランクインしているでしょうか!?

ベスト10は次ページへ!


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