踊る大捜査線 ドラマ・映画シリーズのおすすめ傑作ランキングBest10選!

踊る大捜査線

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踊る大捜査線 ドラマ・映画シリーズで傑作のおすすめランキング:第3位~第1位

第3位 凶弾・雨に消えた刑事の涙(テレビシリーズ10話より)

出演:織田裕二、深津絵里、柳葉敏郎ほか
販売元:ポニーキャニオン
発売日:2010年11月1日

【見せ場・名シーン】
それまで比較的平凡に暮らしてきたサラリーマンのような警察官・真下が、急にある日、銃弾に倒れる。
そしてそれまで、またこれからの人生設計を真下と組み立てていこうとしていた雪乃の心の中に、またぽっかり大きな穴が開き、過去の苦しさを越えるほどの苦しみがその後も、(真下が回復するまで)訪れ続ける…。

簡単に言えばストーリーの骨子はこんな感じですが、これだけでも人間模様とその心情を上手く描ける抜群のドラマが出来上がると思います。

「最後の現場だから…」そう言い残して凶悪犯・安西のもとを訪れる真下のシーンは、本作と後編の次回作までをつなげる1番の土台になっています。

真下が撃たれて茫然とする雪乃が、ふと現実に返って「イャー――!!」と絶叫するシーン…。
救急搬送される真下に付き添う雪乃はまだ茫然としていながらも、青島の「撃った男の顔見た!?」というシリアスな質問に、ぶるぶる震えながら答える悲壮なシーン…、また警官殺しに先を越され、次の犠牲者が出てしまうかも知れないと憤悶に狂苦する和久の表情…、どれをとっても一見の価値ありです。

【感想】
雪乃が撃たれた真下のそばで、その銃弾の傷から流れた大量の血を見ながら絶叫するシーンは、今でもはっきり目に焼きついています。

全体的にとてもリアルな仕上がりで、演出と脚色とがまさに飽和したような、完成度の高いドラマに描かれています。

それまでの『踊る…』からしたらかなり真面目なシーンの連続で、サスペンスとは違うスリリング&ヒューマンアクション的な躍動が、観ている始終を感動で埋め尽くすことと思います。

どうぞこれから『踊る大捜査線』を観ようという人は、本作に辿り着くまでを楽しみにして、それまでのストーリーを吟味下さい。

第2位 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(劇場映画版より)

出演:織田裕二、深津絵里、柳葉敏郎ほか
販売元:ポニーキャニオン
発売日:2010年7月21日

【概要】
フジテレビの連続テレビドラマ『踊る大捜査線』の劇場版第2作。
日本国内での観客動員数1260万人、興行収入173.5億円で、2003年の国内劇場公開映画の興行収入第1位を記録した。
これは、実写邦画歴代興行収入第1位、邦画歴代興行収入でも第5位の記録である(2017年現在)。

本映画のヒット後、再編集・再録音された『踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2』が制作され、上映された。
劇中の設定は、2003年11月22日から24日の3日間である。

【あらすじ】

副総監誘拐事件から5年後の2003年の3連休の初日11月22日、湾岸署管内で婦女暴行事件とスリ事件が発生する。
さらに管内で会社役員の他殺体が発見され、警視庁捜査第一課は湾岸署に特別捜査本部を設置する。
本庁初の女性管理官・沖田仁美警視正が捜査本部長として指揮をとり、室井慎次警視正が捜査副本部長を務めることになる。
室井は沖田警視正のサポート役に就く。

それと同時に警察庁が湾岸署管内に秘密裏に設置した監視カメラシステム「C.A.R.A.S.(Criminal Activity Recognition Advanced System)」による捜査も開始され、青島や同僚の恩田すみれがその任務に就くが、その監視網をあざ笑うかのように第2の殺人事件が起きてしまい、室井はその責任を取って、監視ルームに実質軟禁されることになる。

ストーリーが展開していく毎に、首謀者の全容が段々明らかになっていく。
C.A.R.A.S.によるモニターチェックはそれほど役に立たず、やはり足による捜査、ローカル視点・機転による、リアルタイムな捜査へと方針が改められる。
この頃沖田は事件の早期解決に焦り出していて、次第に冷静さを失い始める。
そこへ「恩田が銃弾に倒れた」の一報が入る。

犠牲者をこれ以上出すわけにはいかない本庁としては、早々に沖田を本部長から解任する。

その後は(先述通り)室井が指揮を執り、「現場の刑事の勘に頼りつつも、組織体制は厳守する」の方針で、その後の事件解決を図っていく。

引用元:wikipedia

【見せ場・名シーン】
まず本庁初の女性管理官・本部長の沖田仁美こと、元宝塚女優の真矢みきさんの演技力にご注目。
凛々しい表情と演技スタイルが、それまでの室井管理官のそれと実にマッチしており、2人が登場する各シーンには、それまでには見られなかった斬新な緊迫感が広がります。

そしてその沖田が本部の指揮を執る間の署内の様子と、室井が指揮を執るときの様子の違いにご注目下さい。
おそらく、この男女の指揮者の違いというところに、今回の目玉的見せ場があるように思われます。

もう1つの見せ場、それは沖田が湾岸署に到着して早々の青島への一言。

「あなたが青島君ね。
…事件は現場で起きてるんじゃないのよ、事件は会議室で起きてるの。
勘違いしないで」
冷淡に言い切る沖田のこのセリフには、それまでの『踊る…』を支えてきた〝青島はじめストーリーそのものの正義〟のようなものを、一気に覆すインパクト・魅力があります。

【感想】
沖田が青島へ向けて言った例の一言から始まり、室井管理官とせめぎ合う「男女の指揮者の争奪」がとても興味深く、面白かったです。
またこの沖田に加え、新城賢太郎(警察庁長官官房審議補佐官・刑事局担当:筧利夫)と室井とのエリート・出世を巡る骨肉の争いも注目できます。

何と言ってもスケールが壮大で、本作に取られた犯人像が「一般のリストラされたサラリーマン」という、空や風をつかむような、「得体の知れない軍隊」のような化け物を相手にするところなどは、現代の風潮を実によく反映させているなぁと感心さえしました。

ランキング [ad#ad-1]

第1位 踊る大捜査線 THE MOVIE(劇場映画版より)

出演:織田裕二、深津絵里、柳葉敏郎ほか
販売元:フジテレビジョン
発売日:2003年6月18日

【概要】
連続テレビドラマ『踊る大捜査線』の劇場版として1997年10月15日に制作発表され、1998年6月23日クランクイン、10月31日に全国東宝系で公開された。
観客動員700万人、興行収入101億円で邦画年間興行収入1位(配給収入では53億)、実写邦画歴代興行収入第2位(公開当時。
2017年現在は第3位)を記録した。
また、日本アカデミー賞に於いてはいかりや長介が最優秀助演男優賞を受賞した。
ソフト初出はVHSで翌年6月15日に発売。
劇中では1998年11月4日 から11月6日の3日間の出来事を描いている。

【あらすじ】
1998年11月4日 、湾岸警察署と勝どき警察署の中間の河川で水死体が発見される。
司法解剖の結果水死体の胃の中から熊のぬいぐるみが発見され、事件は思わぬ方向に…。

一方、警視庁副総監が自宅前で拉致される事件が起こり、湾岸署に捜査本部が置かれるが、所轄の刑事は一切捜査をさせないという方針に、激怒する青島。
だが同時に、なんと湾岸署内で窃盗事件が起こる。

2つの事件が同時進行する設定であり、殺人事件と誘拐事件の狭間で、湾岸署と本庁は大きく揺さぶられることになる。
この揺さぶられる時間が72時間(すなわち3日間)であり、その短期間の間で、めくるめく難事件の匂いプンプン立ち込めてくる。

性格的・心理的異常の日向真奈美は、インターネット上のマニア向けサイトで数限りなく投稿を繰り返しており、それを見つけた真下と雪乃は、そのことをとりあえず青島へ報告する。

それから湾岸署をはじめ本庁が合同で捜査に乗り出し、副総監誘拐事件をメインに捜査する傍ら、日向真奈美が起こした異常犯罪にも段々スポット当てられていく。

【見せ場・名シーン】
まず「じわじわとくる恐怖」です。
これは冒頭の、暗い川が映るシーンからそうですが、ストーリーが進むにつれて執拗に雨が映るシーンでも開花されます。
その「仄暗い恐怖」のようなものが、また段々と経過につれて鮮明になってくるところに、本作が掲げる「隠れたメインテーマ」があるのでしょう。

このスリリングな経過をまた、小泉今日子さん信じる日向真奈美の独断的オーラが、輪をかけるように脚色します。
その日向真奈美が織りなす「恐怖のどん底のようなもの」からなる1つ1つのヒントに、湾岸署の刑事1人1人がそれぞれで気づき始め、やがて一団となって事件解決に臨む段階の運びには、雨のシーンを交えながら、とても冷ややかかつワクワクするような期待さえ生まれるでしょう。

つまり見せ場は、各シーン全てになります。
この期待感を持続できる1つ1つの要素が全てのシーンに収まり、それらをつなげていくことで、本作の底からの恐怖を思い知ることができると思います。

そして極めつけはラストの青島を襲う悲劇のシーン。
それからその悲劇を被った青島を抱擁する恩田と、その青島に向かってありたけの声で告白する室井の表情には、迫真的な魅力があります。

どうぞあなたの目と実感をもって、本作の最後までを見届けて下さい。

【感想】
本作はその全てのシーンが心揺さぶる感動を携えており、また全てのシーンに見どころがあります。
初めて観たときの感動を忘れません。
私的に洋画『セブン』を思い起こされながら、「雨の降るシーン」の魅力のようなものを深く深く吟味させられた記憶があります。

雨の演出だけで、あれだけのリアルな臨場感を出せるというのは、この『セブン』と本作を観て知ったことでした。

湾岸署の皆が一団となって事件解決に臨む際、どうしても避けられない「1つの大きな恐怖」に直面しなければならない〝運命的な絆〟に、どうしてもゾクゾクさせられる感動を見てしまいました。

そしてラストシーンの青島の悲劇と、それを抱擁する恩田や激励を飛ばす室井らの半ばアンバランス的な調和の具合は、本作ならではの、また『踊る…』ならではの、底力を秘めた「ユーモアとペーソスに満ちた仕上がり」になっていると思えました。

ぜひ『踊る大捜査線』劇場映画版をこれから観ようという方は、この『踊る大捜査線』の映画版処女作品にして未だ打ち破られない超大傑作を、外さずにご鑑賞下さい。
必ず〝あなたの映画史〟に残る代物と自負しています。

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ランキングまとめ

いかがでしたか?
あなたのお気に入りの作品はランクインしていたでしょうか?

『踊る大捜査線』はそのテレビシリーズをはじめ、ドラマスペシャルや劇場映画の幾つをもって、さらなる膨大かつ非常に奥深い土台と構成をもって仕上げられた、記憶に残るロングラン・作品の1つにあります。

ストーリー構成がとてもわかりやすく、かつ人間味・社旗性あふれる感情豊かな傑作として知られ、その勢いは数多のスピンオフ作品からオマージュ作品、果てはパロディ作まで作られる「影響力特大の作品」としても知られるでしょう。

それではランキングをまとめておきます。

第1位  踊る大捜査線 THE MOVIE
第2位  踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
第3位  凶弾・雨に消えた刑事の涙
第4位  湾岸署大パニック 刑事青島危機一髪
第5位  少女の涙と刑事のプライド
第6位  踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!
第7位  交渉人 真下正義
第8位  彼女の悲鳴が聞こえない
第9位  踊る大捜査線 歳末特別警戒スペシャル
第10位 愛と復讐の宅配便

『踊る大捜査線』という作品は、実際にそれを観なければ、それがどんなものかという醍醐味への評価はできません。

まだ観ていないうちに人から「ああだこうだ」と評価をされても、実際に観てみると「いやこれはこういうものだ、あれはもっと奥行きがあって感動する代物じゃないか」といったような、個別の視点ならではの批評が飛び交います。

つまり、『踊る大捜査線』という作品は、視聴者個別の視点からその心情に影響し、個別のブレインをもってでしか、感想をはじめ正確な批評はできないドラマだということです。

なので必ず観て下さい。

観ることで、あなたによる本格的な『踊る大捜査線』への批評や感想と、本作から得られる正確かつ膨大な感動が得られることでしょう。

【これまでの軌跡!】踊る大捜査線シリーズを時系列順と観るおすすめの順番で徹底紹介してみる!


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