相棒の歴代キャストを徹底解剖!歴代相棒の人物像とは…

水谷豊

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テレビ朝日で放送中の大人気刑事ドラマ「相棒」。
主人公の水谷豊演じる杉下右京が、警視庁の窓際部署「特命係」で数々の難事件に挑んでいく刑事ドラマです。

また、「相棒」と名の通り、特命係には、部下の刑事が登場します。
2人の関係性や、数々の登場人物との関わり合いが絶妙で、筆者の私は第1シーズンから現在の第15シーズンを観ております。

私にとって「相棒」は刑事ドラマが好きになった作品の一つと言ってよい、今からでも観てほしいオススメ作品です。
(まあ、たくさんの人がもうすでに観ているロングシーズンドラマですが。笑)

ここでは主要キャスト、歴代の杉下の部下などの人物像を私なりに独自の視点で紹介していきたいと思います。
(本編とはあまりかかわりのないことも多いかもしれないです。)

杉下右京(すぎした うきょう)

水谷豊

出典:http://trysome.jp/artist/mizutani-yutaka

特命係の杉下右京
役者:水谷豊

役柄

このドラマの主人公です。一言で言い表すなら、

「頭脳明晰で冷静さを兼ね備えた天才であり、かなりの変人です(笑)。」

捜査権限のない窓際部署の特命係で、非公式に事件の捜査を行なっていきます。
捜査の末に犯人を導き出し、捜査一課に犯人の身柄を預け、事件を解決します。
(もう長くドラマをやっているので一連の流れ的なものが出来上がっています。)

杉下右京の役柄はそういった感じです。

人物像

人物像ですが、性格は極めて理性的で冷静沈着。
誰に対してもに、時にはに接しつつ思ったことをズバリと言ってしまいます。
学歴や経歴を考えても出世することは十分できるが全く考えておらず、政治家や警察上部ともしばしば対立し煙たがれます。

大抵のことに動じることはなく、周囲を振り回すマイペースな変わり者で、そんな強烈なキャラクターについていけずに配属された部下が次々に辞めていくことから自身が籍を置く特命係は「人材の墓場」と呼ばれています。
また、杉下は無類の紅茶好きで、特命係の部屋で紅茶を飲むシーンはとても多いです。

知られざる意外な特技
また、意外な特技があり、第6シーズンでピアノの調律師がかかわる話がありますが、ピアノを弾くシーンが出てきます。
(どこで習っていたのでしょうか。かなりの腕でした。)

また記憶力は並外れたものがあり、携帯電話の番号や住所も書き留めることなく、一瞬で記憶します。
(そんな能力誰もがほしいものです。)

歴代の相棒

初代相棒:亀山薫(かめやま かおる)


特命係歴代最長の在籍の刑事 亀山薫
出演回:Season1~7.9話
役者:寺脇康文

初代から相棒シリーズを長い間支えた人物です。
ドラマのシリーズでいうとシーズン1からシーズン7まで登場します。

亀山は、捜査一課に在籍していましたがある事件で人質としてとらえられるという失態を理由に、左遷という形で特命係に配属させられます。
最初は、杉下の行動や言動に振り回され腹を立てる場面が多いですが、杉下の警察官としての正義に心を動かされ、互いに認め合う良き相棒となります。

私個人としては、一番好きな歴代の相棒です。人物像を一言でいうと
「まっすぐな熱血漢」
といったところでしょう。

嘘がつけなくて困った人を見つけると、放っておけない性格です。
冷たく直接的な行動で接してしまう杉下とは違い、時に、事件の被害者や遺族の子供に真実を隠して相手を思いやり、嘘を伝えるという、情に厚く、思いやりの強い人物です。(第5シーズンの第一話の話です。)

 しかし、ある事件で親友が殺害されてしまい、その親友が活動していた国で親友の仕事を引き継いで、子供たちに正義の精神を教えるために特命係を去ります。

この第7シーズンの最終話がとても印象的で、別れの最後にかわす握手が、これまでの言い表せない感謝やこれからの亀山への激励をすべて語っているように思い、目頭が熱くなったシーンでした。

二代目相棒:神戸尊(かんべ たける)


最初はスパイ目的?神戸尊
出演回:Season7.最終話~Season10、Season15.13,14話
役者:及川光博

亀山薫がいなくなった後に、配属された刑事です。
及川光博演じる神戸尊は、一言で表すなら。

「自信家のザ・エリート」

といったところでしょうか。

及川光博さんのキャラクターと神戸尊の人物像はとてもリンクしていて、私は適任だと思いました。
この相棒がなくては、現在も相棒が続いていないと思います。
長らく続くドラマの新キャストとして、とてもプレッシャーだったと思いますが、自然で魅入ってしまっていたのでよかったと思います。

特命係への経緯ですが、警察庁の警視という階級から特命係に左遷されます。
それは杉下右京という人物を内偵し、東京都全域を警察庁が監視するシステムの運用者として適正を調べるために配属するのです。
しかし警察上層部が隠していた真実を知り、事件解決後には警察庁に戻るはずでしたが、自ら特命係への配属の道を選びます。

現在は特命係を去り、警察庁長官官房付へ警視として異動することになります。
しかしその後も、杉下との交流は途絶えず、現在公開中の映画にも出演しています。(また杉下と一緒に操作するのだと思うと興奮します!)

三代目相棒:甲斐亨(かい とおる)


最後は衝撃的だった相棒 甲斐亨
出演回:Season11~Season13
役者:成宮寛

今年引退を発表した成宮寛貴が演じた歴代相棒の中で一番若い特命係の刑事です。
甲斐亨を一言で言い表すなら、

「相棒史上最も青く、
 刑事として選択してはいけない道を選んだ刑事」

と言えるでしょう。

人物像ですが、父が石坂浩二演じる警察庁次長の甲斐峯秋をもちながら、自力で交番勤務を経験しながら所轄の捜査一課に配属し新米刑事として成り上がった努力家です。

杉下とは、香港で遭遇した事件で出会い、彼に相棒としての可能性を感じ右京に指名を受けて特命係に配属します。
杉下からは「カイト君」と呼ばれています。

若い御曹司で、血の気が多く突発的な行動や荒い言葉遣いをしています。
しかし、刑事としての正義を秘めた熱い人物です。

私としては、初代の亀山と似ている部分が多いような気がします。
曲がったことが嫌いで、立場が上の者にも物怖じしないところが重なるような気がします。
杉下がスカウトしたのも少しわかる気がします。

とても印象的だったシーンはやはり第13シーズンの最終回でしょう。
彼が「ダークナイト」と呼ばれ、警察の捜査や心神喪失による罪から逃れた犯罪者を傷めつけ、制裁を下す間違った正義の道を歩んでしまうというラストです。

杉下も特命係の上司として責任を取ることになり、ロンドンへと旅立つのですが杉下もショックが大きかった様子が搭乗口へと向かう後姿からにじみ出ていたのを覚えています。
すごく切なく、哀しいラストでした。

四代目相棒:冠城亘(かぶらぎわたる)


杉下と並ぶほどの変人(笑)冠城亘
出演回:Season14~
役者:反町隆史

停職処分となった杉下は、帰国後に冠城亘と出会います。
そして事件の捜査を経て特命係に復職します。

冠城は最初、法務省の出向を受けて特命係で杉下と過ごします。
自身が言うには「特命係の同居人」と言っています。

彼は唯一、歴代相棒のなかで警察官としてのキャリアのない人物で、特命係を自ら出向先に選んだ人物です。
しかし、現在は天下りのあっせんで警視庁の道を選び警察官となります。

それだけで十分変人ぶりがわかりますが性格としては、とても女性と接することに慣れており、交友関係は広いようなシーンが多いです。
また、杉下にぶしつけな態度や、からかうことも好きなことがうかがえます。

周囲の人、たとえ上の人間だったとしても巧みに利用する部分が描かれており、杉下に説教を受ける場面があります。(しかし、杉下にも言える部分があるように思えますが…。)

私としては、「第2の杉下」のようなとても危険視されるようになると推察しています。
今年の劇場版「相棒Ⅳ」では、どんな冠城の行動に驚かされるのか楽しみでもあります。

最後に

今回は、歴代の相棒の人物像を私の視点やイメージとドラマで描かれている部分を紹介しました。
このほかにも、ユニークで面白い脇役や何かをもくろむ上層部の警察官僚などたくさんの人物が登場します。

一話完結型ドラマなので、これから観始めても十分楽しめると思います。
また、冒頭で書いた通り映画も予備知識が浅くても楽しめる作品だと思います。
これからの「相棒」は絶対注目していていいドラマだと思います。

現在公開中の映画「相棒‐劇場版Ⅳ‐」では、その上層部のことが描かれていることが現在放送中のドラマでうかがえます。
登場人物のことが少しでもわかっているとその面白さは2倍、3倍と膨らんでくると思います。

これから観る方や気になっている方。
でも「全然相棒観たことない。」という人も多いと思います。
その方たちに言わせてください。

「全然問題ないです!!」

ドラマシリーズを観たことがない方でも十分楽しめる映画だと思います。(これまでの劇場版作品を観た私は自信があります。)


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