読書感想文で書きやすいおすすめの本は?小学生高学年向け10選!

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学生のころは、夏休みなどで「読書感想文」の宿題が出されることが多いことでしょう。

文章を書くのが苦手だったり、そもそもどの本を選んだらいいのか悩むこともあるかと思います。

ここでは、小学生高学年向けに、読書感想文で書きやすいおすすめの本を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

【小学生低学年向け】読書感想文でおすすめの本10選はこちら
【中学生向け】読書感想文でおすすめの本10選はこちら
【高校生向け】読書感想文でおすすめの本10選はこちら

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『ユウキ(福音館創作童話シリーズ)』

著者:伊藤遊
出版社:福音館書店
発売日:2003年6月25日

【簡単なあらすじ】
「転勤都市」札幌の郊外に住むサッカー少年、ケイタ。小学校入学以来、彼の前には「ユウキ」という名の転校生が3度現れ、たくさんの思い出と痛みとを残してまた去っていった。
6年生の新学期にやってきた四人目のユウキは、長い髪の女の子。
彼女は不思議少女とあだ名され、いろいろな「奇跡(きせき)」を起こして話題をさらうが、それがやがて彼女を孤立させることになっていく…。

【おすすめの理由】
奇跡を題材にとった、なかばSFがかったストーリー。
主人公・ケイタは、小学生特有の想像力や空想力をいかして、さまざまな不思議な出来ごとに出会います。
奇跡や不思議な出来ごとを題材にとっているので、感想文を書くときも豊富な空想がイキイキしてきて、いろんな視点から面白い内容のものを書けると思います。

【読書感想文のワンポイントアドバイス!】
けっこうヒューマンドラマが基調になっているので、各キャラクターの性格や行動を、よくよく把握することから始めて下さい。
そして一通りストーリーを覚えたら、次は奇跡に焦点を当て、「現実にこんな奇跡がもし本当にあったら、自分や友達はどんなふうに思うだろう?」などと、素直に感じたことをメモしてみて下さい。
そのメモをあなたなりの文章にしていけば、もう感想文のできあがりです。

『ロードムービー』

著者:辻村深月
出版社:講談社
発売日:2013年8月9日

【簡単なあらすじ】
この作品には、「ロードムービー」と「雪の降る道」という、2つのお話しが書かれています。

(ロードムービー)
運動神経抜群で学校の人気者のトシと、気弱で友だちの少ないワタル。
小学校5年生の彼らはある日、家出を決意する。
5年生になって同じクラスになり、親しくなったふたりは、いつの間にかクラスで孤立し、ついには嫌がらせをされるようになった。
それでもふたりは、相手を裏切ることなく、いっしょにいることを選んだが…。

(雪の降る道)
親友の『ヒロちゃん』がとつぜんいなくなり、心を失ったようになって、学校を休みがちになった2年生のヒロ。
毎日お見舞いにきてくれる同じクラスのみーちゃんに、イライラをぶつけ「いなくなっちゃえ!」と言ってしまった日、みーちゃんが姿を消してしまった…。

【おすすめの理由】
(ロードムービー)
主人公の小学生2人が、ある日とつぜんに家でを決意をし、2人だけでさまざまな社会や世界の出来ごとと遭遇(そうぐう)していく壮大(そうだい)なお話しです。
つまり冒険ものですので、冒険が好きな人にはぜひ読んでほしいと思います。
いろいろな冒険から得られる数々の出来ごとや、その出来ごとから生まれる新たな友情なんかも色とりどりに描かれていますんで、感想文を書くのにも持ってこいの作品でしょう。

(雪の降る道)
小学校を舞台に、いろいろなドラマが展開(てんかい)していく学園もののお話しです。
日頃から友だちとの関係や、学校の生活に悩(なや)みをかかえている人には、ぜひおススメしたい作品です。
いろんな価値観(かちかん)に出会えるとともに、何らかの悩みの解決策も見つかるかも知れません。
学園ものだけに、皆さんが毎日経験しているいろいろな出来ごとが、数かぎりなく登場してくるので、感想文を書くときにも、リアリティのある、具体的な内容を書くことができるでしょう。

【読書感想文のワンポイントアドバイス!】
(ロードムービー)
冒険のお話しですので、まずは冒険していく主人公2人の気持ちになって、まるで自分もこの2人と一緒に冒険しているような感覚(かんかく)で読んでみて下さい。
そしてそこで覚えたいろいろな感想や感動を、そのまま素直に文章にしていくとよいでしょう。
こんな冒険をしたら、「自分だったらどんなふうになるか?」と思いながら書いてみることが大切です。

(雪の降る道)
このお話しも、キミが今まで送ってきた小学校生活の中で、友だちに言われたことや友だちに言ったことを思い出し、そのことで喜んだり傷ついたりしたときのことを思い出してみて下さい。
そのキミの記憶をもとにして、作品に登場する各キャラクターの気持ちを素直に思ってみて下さい。
「こんなときに、こんなことを言われたらつらいだろうなぁ」や「こういうときには、きっと自分もこんなことをしてしまうだろうなぁ」というように、キャラクターの立場を自分の立場と置きかえてみて、そのいろいろな場面で思うこと・感じることを正直に書いていくとよい感想文が書けるでしょう。


↓参考書籍↓

【1】『お父さんが教える読書感想文の書きかた』

著者:赤木かん子
編集:大越正実
出版社:自由国民社
発売日:2009年9月1日

【2】『ロードムービー』

著者:辻村深月
出版社:講談社
発売日:2011年9月15日

『今夜は眠れない』

著者:宮部みゆき
出版社:講談社
発売日:2006年3月15日

【簡単なあらすじ】
雅男は、サッカーが好きなごくふつうの中学生。
ある日とつぜん、「放浪の相場師(そうばし)」とよばれた人物から、母さんに5億円もの遺産がのこされた。
ふってわいたなぞの大金で、両親のあいだはぎくしゃくし、平凡だったはずの3人家族がバラバラに…。

【おすすめの理由】
ミステリーの女王・宮部みゆき『青い鳥文庫』の第2弾です。
ミステリー系の作品が好きな人にはぜひおススメです。
舞台は中学生の日常ですが、ストーリーの内容はわかりやすく、自分の家族(かぞく)と作品の中に登場する家族を置き換えてみれば、いろいろな感想がわくと思います。
その感想をもって感想文を書いていけば、かなりリアリティに富(と)んだ感想文が書けるでしょう。
少し、人間関係の描写(びょうしゃ)がむずかしいかも知れませんが、小学校のうちからこのような「ヒューマンドラマ」、「ミステリー系の作品」に目を通しておくと、その後の感想文を書く機会にも、きっと秀でた実力がつくことでしょう。

【読書感想文のワンポイントアドバイス!】
ストーリーを読んでいくうちに思ったこと・感じたことを、なるべく率直(そっちょく)に、素直に書きとめることからしてみて下さい。
そうすることで、自分がこの作品を読んで感じたことがそのまま表れてきます。
そのメモしたいくつかのことがらを、それぞれにピックアップしてみて、今度はそれぞれについて思うことを少し具体的に書いていくのです。
そうすることでメモした感想は1つの文章になっていき、その文章をつなげていくと1つの感想文になっているでしょう。

『図書室で暮らしたい』

著者:辻村深月
出版社:講談社
発売日:2015年11月11日

【簡単なあらすじ】
「好きなものが多すぎて、ごめんなさい!」
作者が作家になる前後で夢中で追いかけてきた小説、漫画、アニメをはじめ、その他いろんな趣味について語ったエッセイ集!「読むと元気になれる!」と好評です!
特別収録として、短編『おじいちゃんと、おひさまのかおり』も収録(しゅうろく)されています。
簡単に目次をご紹介しておきます。

1 週刊エッセイ
2 好きなものあっちこっちめぐり――本と映画、漫画やアニメ、音楽も。
3 女子と育児と、もろもろの日々
4 特別収録 おじいちゃんと、おひさまのかおり
5 自作解説(というほどではないけれど、思うことあれこれ) 
6 直木賞に決まって
あとがき

このような感じの内容です。

【おすすめの理由】
この作品は小説ではなく、エッセイ集です。
なので、エッセイ・ポエム好きな人にはおススメです。
また図書館が舞台に取られていますので、図書館好きな人にもおススメできます。

作者の辻村深月さんは、児童文学作品を数多く書いている作家です。
その辻村さんがこれまで、どんなふうに生活し、またどんなところから児童文学作品を書くための題材を取ってきたのかなど、少し変わった視点(してん)の知識(ちしき)を得るのもよいかと思いご紹介しました。
なにも小説だけが感想文を書く題材ではありません。
このようなエッセイ集・ポエムからでも感想文はじゅうぶんに書けますので、早くからこうした作品を題材に感想文を書いていけば、たいていの作品で感想文を書くことができるようになりますので、後々の感想文を書くときでも有利になるでしょう。

【読書感想文のワンポイントアドバイス!】
作品に書かれてあることを素直に読んでみて、そこで思うこと・感じたことを、まずメモ書きしてみて下さい。
そしてそのメモを見ながら、またそこで自分のアイデアを発揮して、「こんなことも言える」「あんなことも言える」と、いろんな視点から見た感想を書いてみて下さい。
いろんな感想が集まれば、それだけいろんな感想文が仕上(しあ)がります。

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『今ここに来る怖い話』

編集:チームIMAKOWA
出版社:学研プラス
発売日:2016年12月20日

【簡単なあらすじ】
小学校中~高学年女子・男子が好きな、様々な怪談を日本全国から集め、まんがや小説にして1冊にまとめた児童書籍第2弾です。
人気雑誌でも活躍するまんが家による読みきりまんがや、リアリティ満点のこわい話がたくさん掲載されており、読み応え満点です。

【おすすめの理由】
ホラー系やサスペンス系の作品ですので、ちょっとこわい話しが好きな人はおススメです。
ホラー作品やサスペンス作品というものは、人の心をするどくさせ(敏感にさせ)、いろいろな空想・想像や感想を持たせます。
なので、感想文を書くときには持ってこいの作品になってくれます。

キャラクターにも感情移入(かんじょういにゅう)しやすいため、ストーリーに入っていくこともたやすいです。
その点で、とてもリアリティのある、また正直な感想文ができあがるでしょう。
男子が興味のあるこわい話し、女子が興味のあるこわいお話し、がそれぞれ集められていますので、男子・女子のどちらでも、感想文を書くときのよい材料となるでしょう。

【読書感想文のワンポイントアドバイス!】
もう「こわい!」と思った感想をそのまま書けば、それだけで素直な感想文が仕上がります。
それだけでもよいのですが、もう少しいろどりがほしいと思った人は、読みながら感じたことをメモ書きしておいてください。
あとでそのメモを反省(はんせい)してみて、「こんなふうになれば、もっとこわいかな…?」
また逆に「こういう展開になればハッピーエンドなのに…」といった、メモをもとにした感想文を書いていくのもアリです。

『モチモチの木』

著者:斎藤隆介
出版社:岩崎書店
発売日:1971年11月21日

【簡単なあらすじ】

峠の猟師小屋に祖父と住む豆太(まめた)は小心者で、夜は祖父を起こさないと便所に行けないほど。
家の前にある祖父が「モチモチの木」と名づけたトチの木が怖いのであった。
ただし昼は全く怖がらない。

そんなある晩、祖父は腹痛で苦しみだす。
祖父を助けるには暗闇の中、モチモチの木の前を通り、半里(約2km)も離れた麓の村まで医者を呼びに行かなければならない。
豆太は勇気を振り絞り医者を呼びに行き、祖父は助かる。
なんとそのときモチモチの木に雪明かりがともり、祖父の話していた勇気のある者だけが見る事の出来る「山の神様の祭り」とはこのことだったんだと思い知る。
豆太はもともと、夜中にひとりでおしっこにもいけない弱虫。
でも、大好きな祖父のために…。
真の勇気とは何かを問いかける感動のストーリー。

引用元:wikipedia

【おすすめの理由】
ヒューマンドラマ調の感動系作品です。
なつかしい風景(ふうけい)や情景(じょうけい:心の景色)をもとに、主人公の少年・豆太と祖父(作品の中では「じさま」)との感動的なお話しが繰り広げられます。
本作はよく、小学校中学年頃(3~4年生頃)に取り上げられる作品なのですが、高学年になってもう一度読み直すことで、また新しい見方や、それによる感動を覚えることができるといいます。
ですので、感想文を書くときの「よい心の刺激」を得るためにも、どうぞ童話に隠(かく)された「あなただけの感動」を再発見することを試(こころ)みて下さい。

【読書感想文のワンポイントアドバイス!】
まずは素直にストーリーを読んでみて、思ったこと・感じたことを下書きするようにメモしてみて下さい。
そしてそのメモ書きをもとに、もう一度作品を読み直してみて、今度は各場面での各キャラクターの気持ちに配慮(はいりょ)して、少し突っこんだ感想を持てるように心がけてみて下さい。

この「2度読む」ということが大切です。
2度読むことで、1度めには得られなかった感動や「隠されたストーリーのあり方」がさらにわかり、その上で感想文の具体的な骨組みができてきます。

『一期一会 信じるキモチ。』

著者:粟生こずえ
出版社:学研マーケティング
発売日:2008年7月15日

【簡単なあらすじ】

超人気キャラクター「一期一会」の恋のお話集第3弾!
好きな人と見る花火、思いがけない海辺でのできごと、ステキな先輩の出現…。
ドキドキがとまらないお話がたっぷり4話!

同じクラスの男の子を好きになったあたし。
いっしょにお弁当を食べたり、フザけあったり超ハッピー!
こんな毎日が、ずっと続くと思っていたのに…!?(第1話信じるキモチ。)ほか、全部で4つの恋の物語。
読み進めながらモテ度チェックやプリテクなども楽しめます。

引用元:学研出版サイト

【おすすめの理由】
友情には絶対必要な「信じること」の大切さ、また友だちと付き合うときには「まず何を大切にするべきか?」といったことが満載の作品です。
とくに女の子の気持ちがメインに描かれていますので、「友情物語」や「青春物語」が大好きな女の子におススメです。
日頃から友だちと一緒に遊ぶ皆さんだからこそ、この作品のストーリーにもすっと溶け込めるように思います。
そういう背景もあってわかりやすいので、感想文も簡単に書くことができるでしょう。

【読書感想文のワンポイントアドバイス!】
むずかしく書かないことをおススメします。
ストーリーを読んでいて思ったことや感じたことを、そのまま書いてみてください。
あとでその書いた内容・文章の足りないところを、補(おぎな)う形で直していけばよいでしょう。

感想文の材料を得るために、ストーリーを読みながらメモ書きしていってもよいですが、本作はそこまでしなくても「素直に書くこと」が何よりの方法、感想文を書くことへの近道になると思います。

『天小森教授、宿題ひきうけます』

著者:野村一秋
出版社:小峰書店
発売日:2001年11月22日

【簡単なあらすじ】
宿題ぎらいの哲平(てっぺい)の前に、あやしい教授(きょうじゅ)、天小森(てんこもり)が現れた。
哲平が宿題をやらずにすむ方法(ほうほう)を、どんどん教えてくれたのだが、事態(じたい)はおもわぬ方向に…。

【おすすめの理由】
皆さんにおなじみの、宿題にまつわるお話しで、とてもほのぼのした作品です。
宿題ぎらいのキミにはちょうどよい本。
どんなふうにしたら、きらいだった宿題が好きになれるか、その秘密(ひみつ)がわかります。
ですので感想文を書くときでも、キミの素直な感想を意識して、すらすらと書いって下さい。

【読書感想文のワンポイントアドバイス!】
まず、キミがきらいな宿題をするときを思いだしてみてください。
その宿題をしているときの正直(しょうじき)な感想を、紙にメモしてください。
そしてこのお話しのなかで、どんなふうにすれば「きらいな宿題をすきになれるか?」を考えてみるのです。
そうして考えるうちに、いろいろでてくる思いの1つ1つが、もう感想文をしあげているでしょう。

『恋ホロリ。友ホロリ。』

著者:チーム151E☆
出版社:学研マーケティング
発売日:2010年12月1日

【簡単なあらすじ】
~第1話 ニコイチ
「ルイ、見て!キーホのチェーン、お花のビーズだよ。超かわい〜!あした、スクバにつけてこようね」
小指を出すと、ルイはちょっぴりテレながら、小指をからめてくれて―指きりげんまん!
わがまま聞いてもらって、甘えさせてもらって。
「愛されてる」って、超実感
―この幸せがゆらぐなんて、うたがいもしなかった。それも、まさか、このアヒルのキーホがきっかけで―。
つきあい始めたばかりのふたりなのに…
無事、幸せを取り戻せるかな?

(続きは本編でどうぞ!)

大人気「一期一会」の横書き小説第2弾。
恋と友のストーリーが8話じっくり楽しめる。
はじめての両思い、同窓会、ナミダの卒業式、親友の打ち明け話など、全話ホロリとくること間違いなし!
一期一会の絵を使った恋と友の心理ゲームも楽しめます。

〈目次のご紹介〉
【第1話】ニコイチ
【第2話】同窓会
【第3話】最後の約束
【第4話】御曹子
【第5話】恋星
【第6話】初ケータイ
【第7話】ふたつの宝石
【第8話】ハッピー・エッグ

【おすすめの理由】
主に恋愛と友情をからめた、ヒューマンドラマの仕上がりです。
恋愛モノが好きな人、青春ものが好きな人は超おススメできます!

誰もが一度は通る恋の道…。
その恋の道で主人公の2人が、いろいろな楽しいことや悲しいことにみまわれ、喜怒哀楽に浮き沈みします。
誰もが経験したことのある「友情」と「恋愛」のスぺクタルだからこその、自治にリアルな感動が満載です!
その感動をもとにして、おそらくいくらでも感想文を書けると思いますっ!

【読書感想文のワンポイントアドバイス!】
ストーリーを読みながら、自分がそれまでしてきた友だちとの関係や、好きだった人との片思いの記憶・両想いの円満などを思い起こし、自分も作中の人物になった気持ちで読んでみて下さい。
そして、そこで得た感動や気持ちの具体的な表れを、そのまま正直にメモ書きして下書きにして下さい。このメモ書きはあまりおおげさにしないようにして下さい。
素直に思った感想を軸(じく)にして、あとから思い起こした自分の記憶をそのメモ書きに肉づけしていって下さい。
この3つの方法をそのまま行えば、もう「あなたにしか書けない感想文」ができているでしょう。

『新編 銀河鉄道の夜』

著者:宮沢賢治
出版社:新潮社
発売日:1989年6月19日

【簡単なあらすじ】
貧しく孤独な少年ジョバンニが、親友カムパネルラと銀河鉄道に乗って美しく悲しい夜空の旅をする物語。
永遠の未完成の傑作である表題作や、「よだかの星」「オツベルと象」「セロ弾きのゴーシュ」など、イーハトーヴォの切なく多彩な世界に、「北守将軍と三人兄弟の医者」「饑餓陣営」「ビジテリアン大祭」を加えた14編を収録。

【おすすめの理由】
壮大スペクタクルのSFファンタジー。
夢を描いて、宇宙の膨大(ぼうだい)な景色を背景に、数限りない感動を投げかけてくれるミラクルな一冊です。
おススメする理由は何といっても、夢と感動から得られる空想と創造力がハンパない点!
まるで4次元の世界にハマってしまったような、途方のないストーリーに巻かれることでしょう。
このような夢、感動、膨大なスケールをもとして得られる想像力をもとにして、ぜひ、キミにしか書けない豊富な内容の感想文を書いて下さい。
感動や想像力は、そのまま感想文の構成要素になってくれます。

【読書感想文のワンポイントアドバイス!】
まず本作を読むより先に、映画やテレビドラマ、コミックなどを見てから書いてもよいでしょう。
そのうちでもあまりパロディ化していない、原作に近いものを選んで下さい。
その派生(はせい)作品のうちから、自分が「コレ!」と言えるしっくりきた作品を選び、それを見たり読んだりしたあとで感想文を書くのがベストだと思います。
本作はけっこう長編の作品ですので、これまでにお伝えしてきた「メモ書きによる下書き」をする方がよいかもしれません。

原作では、
1.午后の授業
2.活版所
3.家、
4.ケンタウル祭の夜
5.天気輪の柱
6.銀河ステーション
7.北十字とプリオシン海岸
8.鳥を捕る人
9.ジョバンニの切符
と9つのストーリーがあります。
それぞれのストーリーを読んだ(見た)上で、とりあえず『銀河鉄道の夜』という作品がどんな作品なのかを確認して書くことを心がけて下さい。
それでも「長いから、とても全部は読めない」という人は、9つのストーリーのうち1つをピックアップして感想文を書くのもアリです(こちらの方法が実践的かもしれません)。
「この章のこの部分に感動した」という、あなたならではの価値観や見方があれば、それが感想文を書くじゅうぶんな理由になります。

引用元:wikipedia

【感想文】宮沢賢治『銀河鉄道の夜』のポイントが分かる解説&感想はこちら


↓参考書籍↓
【1】『読書感想文の書き方 高学年向き』

著者:笠原良郎
出版社:ポプラ社
発売日:2010年6月

【2】『とっちゃまんの 読書感想文書き方ブック』

著者:宮川俊彦
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日:2009年7月7日

【3】『読書感想文の書き方 高学年向き』

著者:吉岡日三雄
出版社:ポプラ社
発売日:2000年5月

【小学生低学年向け】読書感想文でおすすめの本10選はこちら
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