日本沈没のあらすじと原作との違いは?11つの名シーンの感想を語り尽くす!※ネタバレ解説

日本沈没

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日本を騒がせた草彅剛・柴咲コウ主演・共演の『日本沈没』!あなたもご覧になられたでしょうか?
1973年(昭和48年)に原作の『日本沈没』が映画公開され、2006年にもう1度リメイク版として放映された2次作品の本作。

今回はこの2次作品の『日本沈没』(2006年版)の方をピックアップして、あらすじや感想、また感動的な名シーンとともに、魅力の全てを一挙公開したいと思います。

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『日本沈没』詳細

『【DVD】日本沈没 スタンダード・エディション』

出演:草彅剛、柴咲コウ
出版社:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2007年1月19日

『【DVD】日本沈没 1973年版』

出演:小林桂樹、藤岡弘、丹波哲郎ほか
販売元:東宝
発売日:2015年8月19日

概要

1973年に刊行された小松左京によるSF小説で、これを原作として映画化(1973年と2006年)、テレビドラマ化(1974年)、ラジオドラマ化(1973年と1980年)、あと漫画化もされた(1970年と2000年)。原作は光文社 カッパ・ノベルスから書き下ろしで発行されている。

製作費20億円を投じて、東宝の配給で2006年7月15日公開された。監督は、1973年版の映画を「自分が映画制作を志すきっかけとなった作品」と語る樋口真嗣が務めた。
主演は、草彅剛。初登場ランキング1位となり、興行53億4000万円の大ヒットとなった。
海外の多数の国でも公開されている。

主な登場人物

〈1973年版〉
監督:森谷司郎
●田所雄介博士:小林桂樹
●山本総理:丹波哲郎
●小野寺俊夫:藤岡弘
●阿部玲子:いしだあゆみ
●邦枝:中丸忠雄
●結城達也:夏八木勲
●渡老人:島田正吾
●D-1学者:中条静夫
●やっちゃん:服部妙子
●海洋学者:梶哲也

〈2006年版〉
監督:樋口真嗣
●小野寺俊夫:草彅剛
●阿部玲子:柴咲コウ
●田所雄介博士:豊川悦司
●結城達也:及川光博
●倉木美咲(避難民の少女):福田麻由子
●結城志穂(結城の妻):佐藤江梨子
●山城教授の女婿:庵野秀明
●鷹森沙織(危機管理担当大臣):大地真央
●福原教授:柄本明
●玲子の祖父:丹波哲郎

『日本沈没』2分でわかるあらすじ

地球物理学者・田所雄介博士(豊川悦司)は、地震の観測データから日本列島に異変が起きているのを直感し、調査に乗り出す。
その後、助手の幸長信彦助教授と共に小笠原諸島沖の日本海溝に潜った田所は、海底を走る奇妙な亀裂と乱泥流を発見した。

異変を確信した田所はデータを集め続け、一つの結論に達する。
それは「日本列島は最悪の場合2年以内に、地殻変動で陸地のほとんどが海面下に沈没する」というものだった。

ここから「日本沈没」を回避するため・ダメージを減らすためのプロジェクトが開始される。

最初は半信半疑だった政府も紆余曲折の末、日本人を海外へ脱出させる「D計画」を立案・発動する。
しかし田所の想像をも遥かに超えてしまうその後の悪化に、政府もろとも対応・政策は難航する。

日本破壊の天災が続き、四国の沈没を皮切りに、各地でマグニチュード7・4ほどの地震が次々に起きていき、九州地方・近畿地方・中部地方・北関東も地震や津波の被害をモロに受けてしまう。
そして、日本列島は完全沈没の窮地に立たされた。

そこで田所は、一か八かの賭けに出る。
断層がずれることにより地震が起きることから、断層を爆破させて「ずれの震動」をなくす計画を立てた。

使われる爆弾(N2爆薬)は核爆弾ほどの威力を持ち、これを断層プレートの要所にいくつも設置するというもの。
そこで田所の研究チームの精鋭メンバーの1人・小野寺俊夫(草彅剛)が、その計画を実行するべく、単独で海底に潜り込んだ。
が、小野寺が乗り込んだ潜水艦は計画した深海まで潜る設計はされておらず、この潜水は片道切符の投身行為に変わりなかった。

ラストシーンで計画は成功し、小野寺が帰還することはなかったが、お陰で日本はそれ以上の沈没を免れた。

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『日本沈没』原作について

1964年から執筆が開始され、9年越しで脱稿された大作である。上下巻あり。
上巻204万部、下巻181万部の計385万部まで売り上げを伸ばし、小松自身は文壇長者番付の5位にランクインするとともに、刊行の翌年(1974年)には第27回日本推理作家協会賞を受賞、第5回星雲賞日本長編部門を受賞する。
小松左京の知名度は、『日本沈没』をもって上がったと言って過言ではない。

1976年には、アメリカで『JAPAN SINKS』のタイトルで出版された。
元々は「日本人が国を失い放浪の民族になったらどうなるのか」をテーマに据えており、日本列島沈没はあくまでもその舞台設定で、地球物理学への関心はその後から涌いたものだという。

難民となって世界中に散っていった日本人を描く第2部の構想(仮題は『日本漂流』)もあり、下巻の最後に「第1部・完」と記されていた。
下巻発刊後、長い間執筆されることはなかったが、2006年のリメイク版映画の公開に合わせて谷甲州との共著という形で出版された。

原作と2006年版との違い

小野寺は原作では神戸市出身だが、会津地方の造り酒屋の息子に変更されている。
阿部は原作では下田市出身だが、神戸出身で阪神・淡路大震災によって両親を亡くし、東京の叔母に引取られた事になっている。
田所博士は原作よりも若く設定され、しかも鷹森大臣と元夫婦の設定。
中田は登場するが、原作の情報学者でなく防衛連絡調整官となっている。
福原教授は、原作では前述の救済策を練る比較文明論の教授である。
野崎官房長官は、原作では難民受入交渉の先頭に立つ外交官(名前は異なり八郎太)である。
渡老人が登場しない。

ストーリーの設定:原作・前作1973年版と2006年版との違い

前作・1973年版では、田所博士や山本首相の行動を中心にストーリーが展開され、小野寺と阿部の交際は中心的な位置づけではなかったが、『日本沈没』ではストーリー展開の主軸となっている。

原作では、田所博士の唱える「日本沈没」説が検証し切れていない仮説の段階から始まっていて、立証データ収集の調査や対応策の検討を秘密裏に進める必要から政界のフィクサーである渡老人の支援のもとで幸長助教授・邦枝・片岡・中田といった見識ある実力者が集められ、体制を整えていく。

日本沈没・2006年版では、まず学界の最高権威(アメリカ測地学会)より「40年以内に日本は沈没する」と説明されることにより、政府が「日本沈没」を既成事実として受け入れてしまい、渡老人の登場や政府の苦悩を描く必然性がなくなっている。

原作や前作では、物語終盤にて日本政府や世界各国が日本人救出に全力を尽くすが、日本沈没・2006年版では逆に、政府首脳が「難民受入交渉」と称し我先に海外逃亡、また世界各国があまりにも多く押し寄せてきた日本人の受け入れに難色を示すなど冷淡な態度を取られる。

原作では南関東直下地震で250万人、73年版では360万人の死者・行方不明者が出る。それに対し2006年公開版では、東京は終盤の全ての住民の退避後に津波が襲来している。
少し物語が柔らかくなっている。

引用元:日本沈没日本沈没 (漫画)映画ウォッチ

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日本沈没の11つの魅力と名シーン

【その1】「日本沈没」の危機が知らされる前兆

本作は「日本沈没」をメインに描くストーリーながら、その沈没が始まるまでの〝じわじわ…〟くる沈没への予兆のようなものへの脚色は、その後の騒乱・悲惨な運命を浮き彫りにするクライマックスを前に、非常に上手い持ち運びに彩られています。

田所がまず日本の変調をつきとめ、その情報を小野寺をはじめ他のメンバーたちと共有し、その「見つけた変調の兆し」が段々現実化していく展開に、本作のクライマックスへの入り口を仕立てる斬新な演出が取られています。

とにかく気軽に観ても、真剣に観ていても、この前兆のシーンはグッと胸に突き刺さり、その後の展開に注目させられるまでの前菜の役割を果たすでしょう。

【その2】一致団結の心!

日本が沈没するということで、日本国民全てが運命共同体の念を掲げ、やがてくる「沈没への危機」に同じ人類として立ち向かっていく姿に、『日本沈没』の魅力を見ながら、日本人全てを仲間と見ることのできる暖かさがある。

結局、日本国土の破壊が始まってからのストーリーは終始、日本人は皆同じ姿勢と目的をもって安全地帯(高台)へと登りつめて行きます。
その様子が醸し出す「仲間の意識」や「絆のぬくもり」は、本作の魅力をグッと増すとともに、ラストシーンでの沈没を免れる機会を得るまで、ずっと生き続けていきます。

おそらく本作を観たならば、この仲間意識と絆のぬくもりは、自然に個々の中で芽生えることでしょう。

【その3】地震の威力!

『日本沈没』のメインパーソナリティとも言える地震による災害と悲惨!
1973年度版の原作に近い作品でもそうですが、やはりさすがはこの辺りのCG(コンピューターグラフィックス)による合成は冴えています。

まるで本当にその災害現場にいるような、錯覚を思わせてくる臨場は、他作品でのグラフィックを想起してみても、なかなか比肩できる傑作はありません。

そしてこの臨場感みなぎる合成の威力をもって、最初からラストシーンまでの展開や人間模様を徹底して描き出しています。

やはりこれは私的に2006年版の方が抜きん出ているように感じられました。
1973年版の方は、どちらかというと人間情緒や情景の方を大事にしていて、「こんな天災が起きると、日常で生活していた者はこんな風な言動を取るだろう」といったような、人の言動に焦点を当てた1作になっているように思いました。

ぜひこのCGによる合成の威力を目の当たりにして、あなた自身の目と感覚で、2006年版と原作との違いをご確認下さい。

【その4】研究チームと政府官僚との温度差

田所博士率いる研究チームのメンバーは、「日本沈没の異変」を発見したときから、真剣にその沈没から免れる方法を模索します。

ですが日本政府にいる官僚たちは、俄かに信じがたいといったような、少し堅い表情をして信じません。
そう、誰でも結果を見て物事を信じるわけですから、「まだ見えていないもの」を信じろと言っても、そう簡単に信じられないわけです。

その異変が段々現実化してきて、ようやく政府官僚たちも信じざるを得なくなったときの姿勢・表情の移り変わり。
この変わりように、数多の事変にすぐ対応できない「人の脆さ・鈍感さ」が映えています。

温度差は、チームと官僚との間だけでなく、事前・事後における官僚の心の中でも表れています。
この辺りの人の表情をお見逃しなく!

【その5】居残る人間たち

研究チームの何人かはその能力やスキルが買われて、沈没の異変が現実化していくさなか、世界各国からの要請で、日本から引き抜かれる機会を獲得します。
これは官僚の人間にも同様に言えることで、お偉いさんたちは自家用機や特殊機関を利用し、国民を置いてさっさと海外への逃亡を図っていきます。

そんな中、一般市民、官僚に関わらず、沈没していく日本に居残り、それまで過してきた日本を何とか沈没・壊滅の危機から救おうとする人々が現れます。

草彅扮する小野寺も、最初は引き抜きをしてくれたイギリスへの逃亡を予定していました。
けれど、その頃から恋仲だった阿部玲子(柴咲コウ)が日本に居残ることを決意するのを見て、やはり日本に残ることを決めます。

日本を救おうとする官僚の中でも、危機管理担当大臣である鷹森沙織(大地真央)とその周りの人たちは日本に残り、日本を捨てた他の官僚たちとは対照的に奮戦してその後の対応を図ります。

どんな危機に瀕していても、絶対にあきらめずに「日本を守ろう」とする人たちの姿に、大小問わず、おそらく何らかの感動を受けることだと思います。

とくに小野寺が、一度は決めたイギリス逃亡への決意をまた翻すシーンとそれまでの展開に、柴咲コウ扮する阿部玲子との関わりを見ながら注目して下さい。

【その6】富士山噴火の危機!

日本の代表的火山、または象徴ともいえる富士山の噴火の危機が迫るシーンで、観測所にいる福原教授(柄本明)がポツリと呟く一言が胸を指します。

「富士山、いよいよ噴火するかな…こりゃ、日本真っ二つになっちまうぞぉ…」(実際のセリフは少し違います)
柄本さん独特の低い調子でのセリフですが、その低さが何ともいい味を出していて、これも臨場感抜群の仕上がりになっています。

実際に富士山が大噴火してしまうと、本当に日本列島は中部地方と関東地方を境に、東と西に両断される恐れがあると言われています。

現実味を帯びるストーリー展開の巧さも、この辺りに実に根深く浸透しています。

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【その7】田所博士の賭け

マグニチュード7以上の地震が頻発する中、「これでは日本は短時間で沈んでしまう…」と判断した田所博士は、海底にある断層を爆破によって平らにし、摩擦による国土の揺れ(地震)をなくしてやろうと画策します。

田所博士の性格は本作では、とても「とっぽい男」として描かれており、無口で、官僚にも一般市民にも区別なく、取っつきにくい態度で接していきます。
こんな「普段は静かな男」が本気で声を荒げて「日本を救うため」に立ち上がる姿には、やはり観ていて興奮させる〝嬉しいギャップ〟のようなものを感じます。

そしてこの賭け(計画)に同じく熱い思いをもって乗り込む小野寺の姿勢には、この田所博士への信頼と感謝を多分に秘めた、その後の日本へのエールのような男気さえ感じられます。

ちょうど展開中盤辺りから、田所博士のこの「賭け」への展望が見えてきますので、ぜひこの辺りの〝男気あふれる純朴な熱意〟を見逃さず、ご堪能下さい。

【その8】一度はイギリス行きを決めた小野寺が帰ってくる!

先述通り、小野寺は一度イギリス行きを決めますが、また玲子がいる避難所まで戻ってきます。
そう玲子は救急救命士であり、避難所や災害現場へ急行し、負傷した人々を救助するのが仕事。
救助後も避難所に立ち寄り、アフターケアのために尽力しています。

そしてこの玲子には、以前から親交のある町内の友人たちがおり、その友人たちもその避難所でともに過ごしているため、皆がいるその日本から離れることをしませんでした。

そこへ小野寺が帰ってきます。
イギリス行きを決めようとするとき、小野寺は「人を助けようとする心は大事だが、それでも僕は君に生きてほしい。僕と一緒に生き残ってほしい。これが正直な思いだ」というようなことを告白しますが、玲子は残される友人たちのことを思い、その申し出を承諾しません。

その成り行きを踏まえての小野寺の帰還ですから、小野寺と玲子がまた出会うシーンは、めちゃくちゃ感動的な一場面になります。
この辺りの情景と感動については言葉では説明しきれませんので、どうぞあなた自身の目でご確認下さい。

【その9】小野寺とその母親との語らい

小野寺には、小野寺道子という母親がいます。
小野寺一家は、会津地方で造り酒屋を営んでおり、今は亡き父親がいた頃から、もうずっとそこで暮らしてきました。

この母親に小野寺は、「自分と一緒にイギリスへ避難しよう」と持ちかけます。
ですが母親は、「ずっとここ日本で生まれ育ってきたから、(又)この家にはお父さんと一緒にいる思い出が染みつき過ぎているから、私はこの家を離れない。どうせ死ぬんなら、ここにいたい」と答えます。

小野寺ははじめ感情の高ぶりで理解しようとしませんでしたが、段々母親の気持ちを悟り、(このような経過もあって)自分も日本に残ることを決意します。

このときの母親のセリフが、本当に心を打ちます。
「愛する人と一緒にいることは、死よりも貴い」
この言葉を実践するような母親のセリフが、この後の、玲子に対する小野寺の心に表れていたような気もします。

【その10】沈んでゆく潜水艦と救われる日本

小野寺は田所博士の「一か八かの計画」を果たすべく、深海へと潜っていきます。
ですが使用した潜水艦は、海底までの浸水に耐え切れるものではなく、一度潜ったら、もう2度と浮上することができないものでした。

それでも小野寺は日本を救うため・愛する人を救うために覚悟を決めて、その潜水艦に乗り込みます。

この場面に辿る直前の、小野寺と玲子の最後の出会いの名シーン。
このシーンも実に感激的です(私はこのシーンで泣きました)。
このシーンで全てを悟った玲子は、小野寺に「行かないで」と呼びかけ続けます。
が、日本を沈没から救うには、結局この方法しかありません。

玲子と最後の時間を過ごした小野寺は、片道切符の潜水艦に乗り込んでいきます。
このシーンまでの玲子と小野寺の共有する時間のシーン、そして潜水艦で深海まで潜る間の小野寺と田所博士との会話のシーンは、日本沈没の中ではイチ押しの魅力的な名シーンに思えます。

【その11】帰ってくる小鳥

田所博士の「一か八かの計画(N2爆弾で断層を吹っ飛ばす計画)」が何とか成功し、日本は沈没を免れます。
日本が沈没を免れたお陰で、それまで被害を受けた地域以外の地域は、それ以上の壊滅を受けずに済みました。

小野寺がもういない地上では、「日本が救われた!」と喜ぶ人たちの中での、田所博士と玲子の悲しみの表情が残ります。

そして小野寺の実家―小野寺の母親が住む家には、小野寺が生きていた頃から、庇の所に巣を作っていた小鳥がいました。
けれどこの小鳥はいつかをきっかけにして、その巣に戻らなくなっていました(作中でははっきりとその理由を言いません)。

それが、日本が沈没を免れた後、小野寺が帰らぬ人となった矢先に、チチュンと鳴いて巣に帰ってきます。
それを見上げた母親は、「息子が帰ってきた…」と何とも言えない表情で見つめています(「息子が帰ってきた」というのも表情によりわかるものです)。

この小鳥がもしも小野寺の帰りを喩えているとしたら、田所博士の元へも玲子の元へも帰らないで、まず母親の元へ帰ってきたこの情景が、何とも味わい深いものに感じられます。

〈参考書籍を見る〉

感想&まとめ

私は日本沈没を、DVDリリース初日にレンタルして観ました。
本当は映画館での放映リリースと同時に観に行きたかったのですが、どうしても事情で叶わず、仕方なくDVDでの鑑賞となった次第です。

それだけ本作を、「壮大なスケールで観たい!」という強い思いで鑑賞したかったのです。
本作のストーリーはやはり、「日本沈没」という超々壮大なスケールに組まれているので、観方によっても、それなりの感動があると思えました。

この『日本沈没』の名シーンを3点あげろと言われたら、やはり、
小野寺が玲子や母親をイギリス行きに誘うシーン
田所博士の「断層吹っ飛ばし計画」に小野寺が本気になって挑むシーン
ラストシーンでの、小鳥が小野寺の実家に帰ってくるシーン
でしょうか。

この3点は今でも心に焼きついており、日本沈没の冒頭シーンを観ただけでも、この3つのシーンがまず現れてしまうほど、それだけ深い感動を呼ぶシーンに違いありません。

日本は、日本人皆の故郷で、その日本という日本人皆にとってのベースが沈没してなくなってしまう危機の様子を、本作での描写は実に上手く、感動的に、効果的に、仕上げています。

まだ本作『日本沈没』を観ていないという方がおられたら、ぜひ1度は、このような〝本物の感動を呼ぶ作品〟を観て頂きたいです。

〈さらなる参考書籍とDVDを見る〉

〈ユーチューブ参照用〉
「日本沈没」における地殻変動過程


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